上川隆也の“糸村刑事”復活　８・９テレ朝系「遺留捜査」ＳＰ

　俳優上川隆也（４９）主演の“泣ける刑事ドラマ”として人気のテレビ朝日系「遺留捜査」が、スペシャル版（８月９日午後９時放送）として帰ってくる。放送前の６日には、東京・六本木の同局でスペシャルイベントも開催し、盛り上げる。この夏は上川演じる糸村刑事がドラマでイベントで熱く、楽しく、そしてホロリとさせてくれる。

　「遺留捜査」は２０１１年４月に連続ドラマしてスタート。約１年に１回のペースで第３シリーズまで放送された。１３年１１月にはスペシャル版も放送され、視聴率１４・０％を記録（ビデオリサーチ調べ、関東地区）。今回はスペシャル版第２弾となる。

　主人公・糸村聡は東京・月島中央署所属の刑事。空気を読まないマイペースな性格だが、鋭い鑑識眼と強いこだわりを持つ。現場に残された遺留品などをもとに難事件に徹底的に挑んでいく。

　今回は糸村が月島を飛び出し、出先の千葉県で遭遇した事件を解決するべく広域捜査に臨む。上川は「糸村を“野放しにしたらどうなるのか？”という観点から存分にご堪能いただけます」とＰＲ。シリーズ初の旅情ミステリーも加わり、スリリングな展開から目が離せない。上川は「引き合いに出すのはおこがまし過ぎるのですが、どこか『男はつらいよ』のような風味を持ち合わせた、刑事ドラマとしてはちょっと風変わりな作品」と魅力を語っている。

　６日のスペシャルイベントは、今年初めて六本木で開催される大型イベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り　ＳＵＭＭＥＲ　ＳＴＡＴＩＯＮ」（７月１９日〜８月２４日）の一環として行われる。同局本社１階の特設ステージで午後３時半から行われ、上川らレギュラー陣がファンと触れ合い、９日に向けてムードを盛り上げる予定だ。

＜あらすじ＞　ある事件の遺留品を届けるため千葉県木更津市に来た糸村は、大学教授が車で拉致されるのを偶然目撃。放置された教授の車には、乗車指定日が２２年前になっている東京−長崎間の寝台特急の未使用切符が残されていた。直後、犯人からは身代金要求の電話がかかってくる。糸村が「遺留品」の切符が発券された駅に行くと、同じ切符を持った男が約２カ月前に駅に現れたことが判明。その男が月島中央署管轄内の和食店で働いていることを突き止め、同署の面々が捜査に協力することに…。