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【プロ野球】

ジョーンズ初3番でイイ仕事

2014年7月14日 紙面から

◇楽天7−4ロッテ

 楽天が逃げ切って4カードぶりに勝ち越した。1回にラッツの先制の2点適時打と続く銀次の適時二塁打などで4点を挙げた。2回も銀次の適時打などで2点を加えた。宮川は5イニング1失点で3勝目を挙げた。ロッテは涌井が乱調だった。

 『聖域』を侵されても感情を爆発させることはない。7点を奪ったイヌワシ軍団が快勝。肝になったのは、来日初の3番で起用されたジョーンズだ。無安打ながら3四死球で出塁。不動の4番として君臨してきた主砲が引き立て役に徹し、序盤の猛攻を演出した。

 前日は球審の判定にプッツン。暴言を連発したが、この日は大人の対応だった。試合前に大久保監督代行から「3番に入ってくれ」と伝えられ、「チームとして出塁率を高めたいということだったので、3番の仕事をしようと思った」と快諾した。

◆新4番につないだ

 課された任務を着実に遂行した。まずは初回に死球で無死満塁と好機を広げ、新4番のラッツの先制打につなげた。その後も2回、7回と四球を選び、「チームが求める役割をできた」。地味な働きではあるが、相手に重圧を加えた。

 新クリーンアップがはまった大久保監督代行は「打率2割2分台は4番としては厳しいし、僕の中では4番が誰かということにこだわりはない。最下位なんだから、何でもトライできるし、しなきゃいけない」と顔を上気させた。

 自身初のカード勝ち越しに興奮気味の監督代行とは対照的に、ジョーンズはクールに振り返った。「きょうは打線のつながりが良く、序盤に得点できたことが大きかったね」。メジャーで10年連続地区優勝した経験を持つ優勝請負人は、勝利のために必要なことを知っている。 (井上学)

 

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