(cache) 生きたまま、ガソリンを飲まされ、放火された少年。今、イスラエルで起きている恐ろしいコト

鳴り止まない空爆の警報。

昼夜問わずに響き渡る爆撃音。

大破した建物の横で、呆然と立ちすくむ少女。

泣き崩れる市民。

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Photo by Reuters on www.independent.co.uk

まるで地獄絵図。中東で何が起きているのだろうか？

イスラエルは中東パレスチナより建国されたユダヤ人国家。この地域は、常にイスラエル政府とパレスチナがいがみ合う状態。和平交渉が持ち上がるも、今年4月に決裂してしまった。

パレスチナ側は先月より、イスラム原理主義組織ハマスと統一政権を発足。そうしてついに対立が激化した。

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事の発端は先月にさかのぼる。イスラエル人の少年3人が誘拐され、殺害された。

そして今月2日、その報復として、16歳のパレスチナ人少年が遺体で発見された。その少年は、生きたままガソリンを飲まされ、そのまま火をつけられて殺害されたことが判明している。

警察はユダヤ人過激派を6人逮捕。未成年も含まれていたという。イスラエル政府はこの事件に、イスラム組織ハマスが関係したとみている。

少年たちが一体何をしたというのか。犠牲になる若い命に、人々の中には憎悪の渦がわき起こるばかりだ。

これを受けて、イスラエル側はガザ地区を150カ所以上を空爆。日本時間の11日朝までに88名が死亡、400名以上の負傷者が出ているそうだ。女性も子供も関係なし。攻撃の目は何の罪も無い一般市民にまで向けられた……。

パレスチナ側はイスラエル軍の基地や原子力施設にむけて、400発にも昇るロケット弾を発射したことも明らかにした。イスラエル側はパレスチナの攻撃による被害を隠蔽しているそうだ。

イスラエル軍は地上侵攻も辞さないと、戦車や兵士をガザ地区周辺に増強。すぐには実施しないものの、ハマス率いるパレスチナ側の攻撃が続けば、交戦に踏み切る姿勢を表す。

混乱は収拾をつけるどころか、拡大の一途をたどる。もちろん周辺国にも影響が出る恐れもある。こうして互いが投じる爆弾が、また中東和平を遠ざける一打になることを彼らはまだ知らないのかもしれない……。

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