ベネッセによる個人情報流出が問題になっていますが、こういった個人情報流出ってもはや日常茶飯事になりつつある最近。
セキュリティ意識の高い大手であってコレなのですから、中小企業による個人情報流出なんてみなさんの知らないところで星の数ほど発生していると思われます。しかし、よほど感度の良いアンテナを張っていない限り、そんな小さな個人情報流出なんてわかりっこありませんよね(汗)。知らず知らずのうちに、あなたの個人情報は名簿業者の手に流出していってるかもしれません…。
そこで今回はそんなことにならぬよう、自分の個人情報がどこから流出したのかがわかるインターネット上のテクニックを紹介させてもらおうと思います。これを利用すれば一目瞭然で流出元が判別できるようになるため、企業に対する責任追及も可能になりますよ。
利用するのはGmailの機能:
個人情報の流出元を突き止めるためには、google社のメールサービスであるGmail(Gメール)を利用する必要性があります。Gmailをまだ持っていないよ!という場合には、こちらを参考に取得してみてください(無料で取得できるEメールアドレスなので、使い勝手も良いですよ)。
Gmailアドレスを登録先に応じて使い分ける:
このGmail、実は特殊な機能を持ちあわせていて、Eメールアドレスの@(アットマーク)の前に半角のプラス(+)を入力すると、その後のアドレスを無視する特徴を持っています。
ちょっと難しいかもしれないので、いくつか例をあげます。これらのアドレスは全て、google@gmail.comを保有しているアカウントに届きます(+以下の文字は全て無視するので、どれもgoogle@gmail.comと同じ扱いになる)。
- google@gmail.com
- google+yahoo@gmail.com
- google+rakuten@gmail.com
- google+amazon@gmail.com
- google+nissen@gmail.com
+以下の文字は自由に設定できる:
+以下の文字については半角英数字であれば自由に設定できるので、上記の例でいうと、こんな感じでメールアドレスを使い分けることが出来ます。
- google@gmail.com…仕事で使うアドレス
- google+yahoo@gmail.com…ヤフーに登録するアドレス
- google+rakuten@gmail.com…楽天市場に登録するアドレス
- google+amazon@gmail.com…Amazonに登録するアドレス
- google+nissen@gmail.com…ニッセン通販に登録するアドレス
つまり、自分の個人情報を登録する先に応じて、自由にメールアドレスを変更することが出来るのです。ツタヤであれば+tsutaya、スタバであれば+starbucksといったように好きな文字列を設定することが可能なんです*1。
個人情報が流出した先がわかる:
仮にすべての個人情報登録先のメールアドレスを固有のものにしていた場合には、+以下の部分をチェックすることで『どこから自分の個人情報が流出したのか?』ということを一発で判断できるようになります。
例えば今回のベネッセの流出では+benesseという文字列を確認できることになるため、『ああ、ベネッセがやらかしたんだな…』ということがわかるのですね。これで企業側が責任逃れをしようとしても、しっかりと追求することが出来るようになります。
どこでも+アドレスを登録しよう:
クレジットカード会社、消費者金融、電子マネーの会員登録などなど、今や様々なところで自分の個人情報を登録するケースがあると思います。そういった時にどこから情報が漏れたのかをわかりやすくしておくことも、今後のネット社内の中における自己防衛策といえるのかもしれませんね(特にクレジットカード会社から情報漏洩なんてことになれば、カード番号の漏洩も危惧しなくてはいけません)。
以上、自分の個人情報がどこから流出したかが丸わかりになる、Gmailの機能が凄い!個人情報漏洩対策として、個別に設定してみよう…という話題でした。
*1:自動的に+以下を付け加えてくれるわけではなく、自分で個人情報を登録するタイミングでメールアドレスに+以下の部分を自由に加えてください。