ソニックガーデンを支える技術 『会社の再発明』を目指して

代表の串田です。

弊社に出資もいただいており、お客様でもある「ソニックガーデン」が独立開業から3年を経て、4年目になりました。また、このタイミングで社長の倉貫さんが「『納品』をなくせばうまくいく」という書籍を出版し、めでたく増刷の運びとなりました。

この機会に、ソニックガーデンに対する弊社の役割と、「ソニックガーデンファミリー」として目指すものを、明記したいと思います。

(実はここ数日、このご質問を多くいただきまして。)

弊社がソニックガーデンからお引き受けしている業務内容は以下のようなものです。

  • 入出金管理と振込作業の一部
  • ブログ記事の作成
  • ソニックガーデン作成アプリ「Sakenote」のプロモーションスタッフ派遣
  • オフィス内での日常庶務
  • 新卒採用関係事務

ジャンルとしては「経理/庶務」「人事」「広報」というところで、現在のソニックガーデンの売上からすれば、そのための人員を正社員として雇用しても構わないと思われる業務です。

それでも正社員を雇用せず、弊社に委託するのには明確な理由があります。「ソニックガーデンはプログラマの会社」という信念を組織の形から体現するためです。

最初は小さかった会社も、本業が軌道に乗り業務量が増えてくると、どうしても周辺作業が後回しになりがちです。それでも必ず発生する業務はやらないわけにはいかないので、会社のお金に余裕ができてくると、事務などを担う専任の社員を雇用するようになります。

しかし、本業ならば会社の成長に伴ってキャリアパスも考えることができ、社員の成長も含めた戦略を考えることができますが、本業に直接関係ない経理や庶務でキャリアパスを考えるのは、とても難しいか形式的なものになってしまいます。

ソニックガーデンは会社として規模を拡大する必要はない。しかし、ビジネスの成長は必要。その考え方を実現する施策の1つが「ギルド」による受注数の拡大です。
正社員を増やして受託件数を増やすのではなく、ギルドとしてメンバーを増やすことで、納品のない受託開発の事例を増やしていくという方法です。

そしてもう1つが「会社の再発明」です。

先に書いた「経理/庶務」のキャリアパスを作れないということから、正社員として雇用はしないが、逆にそれを利益が伴う「事業」にすれば、会社の成長と社員の成長を結びつけることができるのではないか。これが「ジェントルワークス」を作った考え方の根源になります。

ソニックガーデンから将来ギルドとして「のれん分け」という形で新しい組織ができたとき、同じように経理や庶務を代行すれば、慣れない事務に翻弄されることなく、本業に注力することが可能です。
(“のれん分け”の詳細については、今後ソニックガーデンから詳細説明が発表されると思います。)

つまり、ソニックガーデンも大きな意味で「1つの部署」として捉え、ギルドとして新しい部署が増え、ジェントルワークスが「本社機能」として経理/事務を担当すれば、それぞれは独立した会社でも、全体として「会社」の構造を形成することができます。それがわたしたちの考える「会社の再発明」です。

どの部署にも採算性と独立性を持たせ、常に有機的に組織を変化/維持させる。ルールではなくビジョンにコミットして人が集まり組織になる。「小さな会社、大きな仕事」が、わたしたちソニックガーデンファミリーの目指す新しい会社の形です。

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解説:
「会社の再発明」では、受託開発を担う「ギルド」が「納品のない受託開発」を介してソニックガーデンと繫がる。総務/経理の部門であるジェントルワークスも各組織の本社機能を務めながら、ファミリー全体の成長に対し営業活動で寄与することができる。