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政治
なりふり構わぬ朝日「邦人輸送、米が拒否」→防衛省抗議で修正も、なお「一面的」
しかし、朝日の報道に対し、防衛省は即座に否定、6月18日に抗議した。
すると、朝日は7月1日付朝刊4面(東京本社発行版)で「防衛省は否定したが…米も『自国民優先』明記」との見出しの記事を掲載。本文では「米側は現在も日本など他国民の救出を確約しない方針を示している」と強調した。
たしかに、米国に他国民を救出する義務は存在していない。しかし、現行の日米防衛協力の指針(ガイドライン)では(1)日米両国は自国民の退避に各々責任を有する(2)適切だと判断する場合には協力する-としているため、この報道は論点をすり替えただけにすぎない。防衛省担当者も「自国民の救出は自国で責任を持つのが原則だが、ガイドラインでは協力する規定も定めている」と指摘する。
一方で朝日は、6月16日付朝刊で報じた「日本人救出を断っていた」を「他国民の救出を確約しない」に軌道修正した。さらに「日本人の米艦乗船は極めて困難だ」とする指摘を消した。
防衛省は再抗議をしていないものの、朝日の一方的といえる報道への不満がくすぶり続けている。
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