ニコ生速報

たくさん思い出があるコミュニティなので悲しかったですが、今の生活を変えたいと思うので必要なことだと思いました。 これからはリアルの生活も大事にしていきたいと思います。 本当にありがとうございました。

— 藍上 (@aigami_niconico) 2014, 7月 11

生放送を辞めます バイトが決まったこと、生放送を続けていくことでリアルにも家族にも迷惑がかかってしまっていること、自分の今の生活をかえたいと思ったからです。 それからコミュニティを残しておくと、また放送に戻りたくなるのでコミュニティをすべて削除しました。

— 藍上 (@aigami_niconico) 2014, 7月 11

バイトが決まったことや、配信外のリアルの生活を大事にすることを、引退理由にあげているが
この、「家族に迷惑がかかってしまうので」というのは、自身の配信によってではない外的要因
一部のストーカーリスナーが関係していると見られている。

過去にもボブリシャスという、絶大な人気を誇った女性生主が
今回と同じような被害に逢い、引退に追い込まれている。
いったい何が起こっているのか、なぜこういったことが起きるのか
今回の事件の流れとともに、ストーカーリスナー達の実態に迫ってみた。



▼家を特定し、年賀状を送りつけ、家の写真や住所を掲示板にアップ

自分がもしされたらと考えると、なんとも恐ろしい限りだが、これは今回の事件で実際に起こったことである。
藍上氏は、以前から外配信をよくしており、囲いリスナーと呼ばれる熱狂的なファン達は実家を特定していたという。
年賀状を送りつけたり、プレゼントを贈ったりなどは、行き過ぎた好意の上だというのがわかるが
家の画像を掲示板にアップしたりなど、明らかに嫌がらせと取れる行動は、熱狂的な囲いリスナーの一部が
アンチリスナーに変わってしまったため、行われたものだ。

原因は有名男性配信者「金バエ」氏との関係である。
金バエ氏が、藍上氏との親密さをうかがわせるツイッターDMのやり取りを配信で晒したり
「付き合おう」「結婚しよう」などと迫り、藍上氏もこれを許容していた。

その関係に嫉妬した、囲いリスナーの一部がアンチになり暴徒化（中には金バエ氏の囲いリスナーも）
鳩ろだなど掲示板で、アンチスレを立てまくるが、その主犯格と見られるリスナーがちょっとしたミスで
本名を晒してしまい、今度はそれを叩くリスナーが押し寄せることに。
今回の藍上氏の引退を受けて、さらに騒動は過熱していくであろう。

藍上氏の外配信を無許可で遠目から盗撮する配信者も




▼特定の手口と防ぐ方法
外配信をメインにしている方だけではなく、家で雑談放送やゲーム配信しかしないといった方達。
さらにいうと、配信者じゃないいちリスナーや一般人の方まで、ネットユーザーなら特定の危険性は充分にある。
よく使われる特定の手口をまとめてみた。


・外配信で特定
一番多いのが、外配信で特定されるというパターンだ。
いまや、パソコンがなくともスマホで配信できる時代になり、誰でも簡単に外配信が出来るようになった。

私の知り合いの配信者も、こんな地元誰もわからないだろうと、近くのコンビ二、公園を通り帰宅する
だけの配信で、配信者越しに少ししか映っていない風景で、「そこ○○駅の近くでしょ」とコメントされ
簡単に特定されてしまったという。
意外と身近なところに、あなたのリスナーはいるのである。

地元で配信する奴が悪いという方、その考えはどうやら甘いようだ。
ある配信者が、オフ会を開き、無事解散し帰宅したところ、某掲示板に住所がばら撒かれてたということがあった。
そう、リスナーがオフ会が終わるのを待ち、自宅まで後をつけてきたのである。
やりすぎでは、と思うかもしれないが、熱狂的なあなたのファン、もしくは熱狂的なアンチがいたらどうだろうか。

オフ会場所を告知しないのは有効だが、店内だけ映していても、特定を完璧に防ぐのは難しい。
お店の内装などは、いまやHPや、口コミグルメサイトから簡単に入手できる。
電話でかたっぱしから予約状況を確認すれば、あらかた絞り込めるであろう。

しかし真に注意すべきはオフ会の参加者である。
あなたのリスナーであるオフ会参加者が、知り合いなどに何気なくオフ会の場所を喋っている場合もある。
ファンリスナー同士の絆は強く、LINEや、SNSなどでグループを作り、あなたの行動が逐一報告されている。
参加者にアンチが紛れ込んでいる場合や、ファンだと思っていた、リスナーがいつアンチに変わるかわからない。
熱狂的なファンだからこそ、裏切られたときの絶望感は強く、激昂に変わればアンチになる素質を
充分兼ね備えており、あなたに牙を向ける日もそう遠くはないだろう。



・雑談、料理、部屋配信で特定
雑談配信や料理配信などでよく見られる、自分の部屋の一部を映し配信をするスタイル。
これは家の中にいるし、大丈夫だろと思うかもしれないが、特定につながる注意しておきたいポイントがある。

それは、スーパーなどの買い物袋である。

全国にある大手チェーン店などはまず大丈夫だが、たまに限られた地方にしかない店舗がある。
個人商店などでは、お店の住所、電話番号が印刷されているものもあり
あなたの住んでいる地域が特定されてしまうことになる。

同様に宅配便などの荷物を、ダンボールから開封する時もお気をつけいただきたい。
配信者からは見えなくても、ダンボールに貼り付けられている明細書が
カメラにばっちり映っているなんてことも過去にありました。
配信を録画キャプチャーするソフトで、画像解析までされれば、たちまち特定されることでしょう。



・ブログ、ツイッター、SNSにあげた写真で特定
上述した地元近所の配信、部屋配信などの、配信映像よりは、画像のほうがよっぽど画質は鮮明で
油断して投稿していると、たちまち特定されてしまう事になるのは当然ですが
なにより怖いのは、ジオタグという位置情報です。

スマホなどについている、GPSから位置を特定するこのジオタグ
地図やナビなどのアプリによっては、とても便利な機能ですが
このジオタグをONにしたまま、写真を撮り、SNSなどに載せてしまうと
いつ、どこで撮ったのかが簡単にわかってしまうのです。

ためしにツイッターなどから無差別に保存した写真を、保存して調べてみると
（iPhoneならアルバムアプリから自動で整理してくれています）
撮った場所、日時が鮮明にわかってしまい、その怖さがおわかりいただけるであろう。


※画像はIPAサイト様からの転載

「バイトの休憩中なう」などと上げたものなら、たちまち勤務地までバレてしまう恐ろしいこの機能
防ぐには、スマホの設定から、個別にオンオフ切り替ええられるので、一度チェックして
必要なときだけオンにするようにしましょう。

【iPhone】
ホーム画面　→　「設定」　→　「プライバシー」　→　「位置情報サービス」
アプリ毎に「位置情報サービス」のオン、オフの設定ができます。

【Android】
カメラアプリを起動→設定画面にて、GPS（位置情報）の「ON・OFF」を設定できます。





・Amazonほしいものリストで特定
こちらも以前、「個人情報バレまくり祭り」と称するに値するくらいの、一躍大騒動になりました。
「Amazonほしいものリスト（ウィッシュリスト）」という、個人が設定した品物を、プレゼントできる
システムがあるのですが、配信者の多くの方がこの機能を使い
個人情報をリスナーにプレゼントしてしまいました。

Amazonのシステムも改善されましたが、未だに個人情報をばら撒かれている配信者を時折見かけます。
一般の方なら、律儀に、住所指名を登録してしまうのは当然の事で、もはやネット時代の罠だといっても
いいくらいですが、この「欲しいものリスト」は特にやっかいなので注意しましょう。
※個人で利用する際の住所、氏名登録は大丈夫です。

ほしいものリストからプロフィールを変更でできますがこちらに詳しい解説を
しているブログ様がありましたので記載しておきます。
ほしいものリストを利用している、利用しようかと考えている方はぜひ一読を。
「apunoの日記」様
「データベース系SEの脳内データとインデックス」様



・フリーメールから特定
YahoomailやGmailなどを筆頭に、利用している人も多い便利なフリーメールサービスですが
これらも、注意しないと特定につながる危険性があります。

Gmailを例にとると、フリーメールを作成する際に名前の登録を求められます。
一般の方なら、例によって律儀に本名を入れてしまうところですが、ここに入力した名前は相手にメールを
送信した際、送り主として、表示されてしまうのです。

さらにGmailのやっかいなところは、Google+など他のサービスと連動させようと
さらなるプロフィールの追加を、ログイン毎に要求してくるところでしょう。
しかもこのプロフィール要求、本名と名前とで別れており、ツイッター名などのHN（程度はあります）
を入力すると、「ポリシーに違反しています」「四日以内に変更しないとアカウント凍結な」などと脅迫されます。

アカウント項目から変更できますので、Gmailを利用している、ユーザーは一度チェックしてみたほうがいいでしょう。
※詳しい解説
「AjaxTower」様



というわけで、SNSを利用していない方のほうが、少ないこのネット社会
リスナーの方はもとより、アクティブな配信者が特定を完璧に防ぐには難しい。
もちろん、ストーカーリスナーのほうに問題があるのは明白だが、最終的には自分の身は自分で
守らなければいけなく、最低限の自衛は必要である。
もしも特定され、迷惑行為を受けている、受けそうなら、事件が起きる前に迷わず警察に相談してほしい。