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指揮者のロリン・マゼール氏死去
7月14日 8時25分

世界的な指揮者で、アメリカで最も古い歴史を持つオーケストラ「ニューヨーク・フィルハーモニック」の音楽監督などを務めたロリン・マゼール氏が、13日、亡くなりました。
84歳でした。

アメリカ人のロリン・マゼール氏は、1930年にパリで生まれ、5歳からバイオリン、7歳から指揮を学び、8歳のときに指揮者としてデビューしました。
若くしてアメリカの主要なオーケストラを指揮したあと、世界を代表するオペラハウス、オーストリアのウィーン国立歌劇場の総監督や、アメリカで最も古い歴史を持つオーケストラ「ニューヨーク・フィルハーモニック」の音楽監督を務めました。
また、2008年には「ニューヨーク・フィルハーモニック」を率い、北朝鮮の首都ピョンヤンでの公演も行い、世界中の注目を集めました。
マゼール氏は、後進の育成にも努め、今月、世界中の若手音楽家が札幌に集まる国際音楽祭でも首席指揮者を務める予定でしたが、健康上の理由で参加を見合わせていました。
マゼール氏は肺炎による合併症で、13日、アメリカ南部バージニア州の自宅で亡くなったということです。
84歳でした。

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