2014年7月14日07時20分
名古屋市北区の薬局で4月、製薬大手ノバルティスファーマが製造する医療用座薬に縫い針が刺さっているのが見つかった事件で、愛知県警は14日にも、被害を届け出た購入客の40代の男を偽計業務妨害容疑で書類送検する方針を固めた。男は「針の混入は自作自演だった」と容疑を認めているという。
埼玉県や千葉県では4月15日までに、同社の座薬に針が刺さった状態で見つかる事件が起きており、愛知県警は男がこれらを模倣したとみている。
県警によると、男は4月18日、北区の薬局で同社の座薬「ボルタレンサポ」を5錠購入し、4錠に縫い針(約3センチ)が刺さっていたと薬局に持参した。捜査の結果、薬を包むアルミシートに穴が開いており、流通・販売の段階で針が刺し込まれたことが判明。男から事情を聴いたところ、自分で包装の上から針を刺したのに、「購入後、包装を開くと座薬に針が刺さっていた」とうその申告をしたと認めたという。
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朝日新聞社会部
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