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LINE NEWS、「アプリさえ使わない人を意識した」

2014/07/14
中村 建助=日経コンピュータ、高下 義弘=ITproライター (筆者執筆記事一覧

 ニュースキュレーションアプリ、ニュースまとめアプリの動向をキーパーソンに聞く本連載の第6回目。アプリ「LINE NEWS」を提供しているLINEに話を聞いた。コンテンツ分野を担当する島村武志上級執行役員コマース・メディア担当は、LINE NEWSのライバルは、ゲームなどLINE内の他のサービスだと言う。「スマートフォン上のサービス同士の勝負とは、時間の奪い合い。いかにニュースに興味を持ってもらえるか。それを考えて設計している」(島村上級執行役員)。

 4月からは無料通話アプリであるLINE上でニュースのダイジェスト版の配信を受けられるサービス「LINE NEWS DIGEST」も開始した。島村上級執行役員は「アプリのユーザー層は、そもそもニュースに触れるのに積極的な人々。そうではない人にもニュースに触れてもらい、新しい発見をしてほしい」とその狙いを語る。

(聞き手は中村 建助=ITpro編集長、高下 義弘=ITproライター)


島村武志上級執行役員コマース・メディア担当
[画像のクリックで拡大表示]

アプリの「LINE NEWS」に加えて、4月からは「LINE NEWS DIGEST」も始めました。通話アプリのLINE上で主要なニュースの見出し一覧を受け取れるというサービスです。狙いは。

 LINE NEWSのアプリをインストールするユーザーは、ニュースを能動的に読もうという気持ちを持っている方々です。だからアプリをインストールして使っている。

 しかし、ニュースに対してもっと受動的な姿勢の人もいるはず。このような人には、アプリを用意したとしても、ニュースが読まれていないわけです。受動的な人にもニュースに触れてほしい。このような意図から始めたのが、LINE NEWS DIGESTです。

 LINE NEWS DIGESTは、LINEアプリをインストールしている人なら誰でも利用できます。LINEのトーク画面に、基本は1日に3回、LINE NEWS編集部によるダイジェスト版が送られてきます。

 LINE NEWS DIGESTだけでも、その日のニュースがざっと把握できるようになっています。

キュレ―ションの発端はNAVERまとめ

LINEというサービス全体でニュースというコンテンツにこだわっている理由は。

 私はもともと「NAVERまとめ」というネットサービスを企画していました。ネット上で「キュレーション」という言葉が使われ始めた発端となったのは、NAVERまとめだったと自負しています。

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