ヒョウタン苗、食用と誤表記し販売　下痢で入院した人も

観賞用のヒョウタンの苗のラベル。「食べておいしい」と誤って表記されていた＝ロイヤルホームセンター提供

　日用品チェーン店「ロイヤルホームセンター」（大阪市）は１３日、観賞用のヒョウタンの苗を食用と誤って表記して販売し、実を食べた４０歳代の女性が下痢などの症状を訴え、一時入院したと発表した。命に別条はないという。実に含まれる有毒成分が原因で、同社は「絶対に食べないでほしい」と呼びかけている。

【写真】ヒョウタンの苗に誤って付けられていた３種類のラベル＝ロイヤルホームセンター提供

　同社によると、誤表示があった苗の商品名は「ひょうたん　千成瓢?（ひょうたん）」「ひょうたん　大瓢?」「ひょうたん　つるくび瓢?」（いずれも税抜き１２３円）の３種。生産、納入した「グリーンプラザ山長」（奈良県生駒市）が「育てて楽しい、食べておいしいシリーズ」の表記を誤ってつけたという。

　関東から中国地方の１１府県の３０店舗で販売し、昨年４月〜６月に１７３１個、今年４月〜６月に１３４１個が売れた。このうち奈良市押熊町の系列店で販売された苗の実を知人からもらい、今月７日に食べた女性が２日間入院したという。ロイヤルホームセンターは「ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とし、返金に応じている。問い合わせは同社お客様相談センター（０１２０・２５・６１８６）。