プレゼン資料はストーリーと目次から作るとわかりやすく完成する
0プレゼンに関する色々を15回にわたり、わかりやすく解説する第一弾。
はじめに、プレゼンにおける作成方法において、もっとも重要やポイントの目次について解説いたします。
よくプレゼン資料を作るとき、パワーポイントを真っ先に開く人が居ますが、これでは良いストーリーにはなりません。
まずはパワーポイントより前に、頭の中で、どのような話をして聞き手の注意をひくかを考えましょう。
そしてその流れを書いていきます。これがおおよその目次となります。
例えば、商品資料を販売する場合、次の様なテンプレートがよく使われます。
- 商品の概要と使われている人の商品イメージ
- 商品がいかにしてお客様にとって重要なのかをシーンごとに解説
- 商品を通じたお客様のゴールラインをイメージさせること
- 商品の説明
- 商品の製造工程
- この製造だからこそこの商品力であるかの説明必須(無いなら製造工程など時間の無駄は省く)
- 活用事例
- まとめ
このような感じです。
プレゼンにおける最大のミッションは、相手がこのプレゼンをそもそも見る価値があるのかどうを、少ない時間で説明しなければいけないということです。
プレゼンを作るときこれらのルールを無視して
- 商品の機能や概要の説明
- 商品の目的
- 商品の製造工程
- 活用事例
- 応用事例
- まとめ
このような構成になりがちな人が多いですが、実際にこれは眠くなる黄金のパターンで、あまりいい例とは言えません。
そもそも商品に興味のない人を惹きつけるからこそのプレゼンであり、最初に商品の機能や魅力、目的などを伝えるべきはないのです。
こうして見出しを先に作った場合に、おおよそのページ数などを予測することも可能です。
しかし、これらのページ数はそれほど重要な要素ではありません。
例えば、テキストばかりで飽きてくるかなというところには、大きな画像と一言メッセージを挟んだりしますよね。
そういう面で目次には、ページ数を気にするのではなく、あくまでこうした流れを意識するだけにとどめましょう。
むしろ最初の5分で聞いている人の耳をこちらに釘付けにするジョークやスライド、体験談などを考え、この目次にはない前哨戦に力を注いだほうが建設的と言えます。
さらに言えば、ページ数よりも、その見出しを時間で区切り、何分でその目次をしゃべり終えるのかを細かく測定しましょう。
章ごとに時間を区切り練習することで、最終的に終わる時間を簡単に予測できるようになります。そうすると、リハーサルも、苦手なところだけ行えるようになるのです。
目次とは、最初から最後まで柱となる骨格です。まず最初にさっさと作ってしまいましょう。