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国際
【ソウルから 倭人の眼】日本が朝鮮半島を“再侵略”する?! 韓国、信じて疑わず
日本がかつて朝鮮半島を支配した歴史的背景から、情緒的に嫌な気持ちは分からなくもない。日本政府も「自衛隊が他国の領土や領海で活動するには、その国の同意が必要」(関係者)と当然みなしているだろう。特に朝鮮半島に関しては。ただ、感情的で強硬な反発によって自衛隊の行動が必要以上に制限されてはまずい。たとえば邦人救出だ。朝鮮半島で有事が起きた際、自衛隊機での邦人救出が必要とされることもあるだろう。韓国の反対意見に従えば、これも「侵略」とされてしまう。
現に韓国の左派系紙は朝鮮戦争(1950~53年)当時に日本が元山(現在は北朝鮮領内)沖の日本海で機雷除去に加わったことなどを持ち出し、朝鮮半島の“軍事侵略”に無理矢理、結びつけた報道を展開している。日本としては、明らかに要請に基づき韓国のために行った行為なのに、なぜ、機雷除去が侵略にされてしまうのか。
最も関わり合いたくない地域
「戦犯国家の日本が軍備拡大と再武装を正当化し、朝鮮半島に再び軍事的緊張を作り出そうとしている」。日本の朝鮮半島“再侵略”を警戒し、牽制(けんせい)し続ける韓国の記者や学者、研究者は、会ったときに話題が集団的自衛権に及ぶと、大体こう切り出してくる。
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