MFi認定がないケーブルは適切な電流が流れず、iPhoneにダメージを与える恐れがあるそうです。
iPhoneやiPadを充電するLightningケーブル。この、LightningケーブルにはMFi認定されているモノと、MFi認定されていないモノがあります。
(AppBank Storeで扱っているものは全てMFi認定済み)
どうやら、MFi認定されていない充電機やケーブルは適切な電圧や電流が得られず、iPhoneにダメージを与える恐れがあるとのことです。
→MFi認定がない充電器とケーブルに注意! iPhone 5や5cのチップを壊す恐れ。5sは未確認
そこで、実際にMFi認定されていないケーブルにどれくらい電流が流れているのか、MFi認定されているケーブルと比較してみました。
MFi認定って何?
MFi認定とは、Made for iPhone/iPad/iPodの略で、Appleから公式にライセンスを受けた商品のことです。
Appleが認める性能基準を満たしていることを証明していて、OSのアップデート後も引き続き使えることを保証しています。
AppleはiPhoneやiPadの充電に、MFi認定ケーブルを使うことを推奨しています。
Lightningケーブルの電流値を測ってみた
検証に使ったアクセサリー
各Lightningケーブルを電流チェッカーに挿して測ります。
電流を計測したのはこちらの商品。
→【在庫限り】Libra USBポート電圧電流測定器 USBドクター
検証に使ったケーブルは以下の4本です。MFi取得されているケーブルが3本と、MFi取得されていない人気の激安ケーブルが1本です。
- [90cm]Anker Lightning(ライトニング)- USBケーブル Made for iPhone取得
- Amazonベーシック Apple認定 (Made for iPhone取得) iPhone5、5c、5s用 ライトニングUSBケーブル 約180cm ブラック
- Logitec Lightningケーブル (Apple認定 Made for iPhone取得) 2.0m ホワイト LHC-UAL20WH
- MFi非認定ケーブル(購入をオススメしないため画像には写しておりません)
検証にはiPhone 2台と、iPad miniを使いました。
- iPhone 5 (バッテリー残 94%)
- iPhone 5s(バッテリー残 42%)
- iPad mini(バッテリー残 67%)
Lightningケーブルによる電流値の測定結果
電源アダプターを使った場合
MFi認定されているLightningケーブルは、バッテリー残量が多いiPhoneは電流が0.63〜0.75Aの間、バッテリー残量が少ないiPhoneは0.90A以上でした。iPhoneのバッテリー残量によって電流値が変化しています。
それに比べるとMFi認定されていないLightningケーブルは電流が少なく、最大で0.12Aほど電流値が少なかったです。同じ条件のMFi認定されているケーブルと比べて、適切な電流が流れていないようです。
ケーブル / デバイス | iPhone 5 (94%) | iPhone 5s(42%) | iPad mini(67%) |
---|---|---|---|
ANKER 0.9m | 0.70A | 0.95A | 0.90A |
Amazonベーシック 1.8m | 0.65A〜0.75A | 0.92A | 0.90A |
ロジテック 2.0m | 0.63A | 0.93A | 0.90A |
MFi未認定ケーブル | 0.56A | 0.81A | 0.91A |
モバイルバッテリーの場合
iPadも充電できるANKER(アンカー)のモバイルバッテリーでも検証しました。
→[12000mAh] Anker Astro3 第2世代 モバイルバッテリー
MFi認定ケーブルではiPad miniに対して電流値が1.57A〜1.68Aで供給されました。しかし、MFi認定されていないLightningケーブルは電流値が1.01Aまでしか上がりませんでした。
ケーブル / デバイス | iPhone 5 (94%) | iPhone 5s(42%) | iPad mini |
---|---|---|---|
ANKER 0.9m | 0.62A | 0.95A | 1.66A |
Amazonベーシック 1.8m | 0.67A | 0.95A | 1.68A |
ロジテック 2.0m | 0.61 | 0.95A | 1.57A |
MFi未認定ケーブル | 0.58A | 0.87A | 1.01A |
iPhoneやiPadを充電するときはMFi認定Lightningケーブルを使おう!
MFi認定のLightningケーブルにも多少のバラ付きがありましたが、MFi認定されていないケーブルはMFi認定されているケーブルと比べて、適切な電流値が得られないことがわかりました。
また、iPad miniを充電するときも1.01Aしか電流が流れなかったので、iPadの充電にも使わない方が良いでしょう。
以上のことから、MFi認定済みケーブルとMFi未認定ケーブルでは、品質にハッキリと差があることが分かりました。
正しい電流が流れないことによって、iPhoneに負荷を与えないためにも、Appleが推奨するMFi認定Lightningケーブルを選ぶようにしましょう。
AppBank Storeで取り扱っているLightningケーブルは全てMFi認定済みなので、安心して使えます。気になる人はチェックしてください。
オススメLightningケーブル
カバンの中に入れておくと、とっても便利です!
→巻取り式で絡まない TravelBizLightning 2.4A急速充電&データ転送ケーブル カフェブラック
コネクタがアルミでできていてかっこいい。
持ち運びに便利なケーブルです。
→Just Mobile AluCable Mini Lightningケーブル(0.1m)
▼最新のiPhoneアクセサリーを毎日紹介!▼
AppBankの最新情報をゲット!