うすた：編集とアシスタントとしか喋んない。だからおれ、最初の連載とか終わってすぐ、本気で就職しようかなと思ったもん。世間との接点がなさすぎて、そういう関わりを持ちたいと思って。

うすた：はい。青春を結構犠牲にしたんで。

うすた：よく言われたのが、あのキャラクター、すごく好きなんですけど、友達にはなりたくないです！ みたいな。

うすた：漫画家もアイドルの仕事も、そういうのって大事だったりするんですよね？ 実際この子と友達になったらどうなるかわからないけど、見てて面白い子の方が得だったりするし。たとえばローラとかもそうだよね。ローラともまともに話せる気しないでしょ？（笑）

うすた：気になるよね。でもやっぱ、人前に出る以上はああいうキャラになりたいよね。ちなみにのんちゃんは趣味ないの？

うすた：完全に暇な人の趣味だよね（笑）。創作とかしないの？ 自分で。絵とか見るの好きなんでしょ？

うすた：描いたりはしようと思わない？

うすた：家で何もしないの？ ずっと音楽を聴いてられるの？

うすた：そっか。でも人と関わるの好きなんだよね、基本的には。

うすた：おれの友達も多かったもん、そういう人。昔、全然人と喋らなかったけど、20歳くらいになってすげー陽気になって、べらべら喋りまくり、みたいな。多いよね、反動でそうなる人って。……どうしましょうか。

うすた：書いてないんだっけ、今は。

うすた：え？（笑） まだそんなに出してないのに？

うすた：方法がわからないみたいなのもあるのかな。書いちゃえば良いのにね。新メンバーも歌詞書いてるんですか？

うすた：積極的だなぁ。じゃどうしよう、のんちゃん。どんどんキャラが薄くなっていっちゃうぞ（笑）。

うすた：そうだよね、のんちゃんって突き詰めていくとキャラないよね（笑）。でもなんか、存在感はすごいんだよね。なんかね。

うすた：それも面白いけどね（笑）。

うすた：あんま情報出さない方がいいかもしれないね。それこそ田村正和さんみたいな、私生活が見えない謎のキャラの方が、面白いと思う。だから、あれだね。洋館だね。立ち入り禁止の洋館。

うすた：「何あの洋館？」みたいな。すげー街で噂になって。実際普通の家なんだけど、傍から見てるとすげーオーラ出てるなーみたいな。

うすた：そうそう、あそこ絶対なんかあるぞ、って言われるような存在になった方が良いかもしれないね。「洋館になれ」（笑）。

うすた：気になるもん。

うすた：部屋の窓全部カーテンでつぶしてるっていうの、ローソクで生活してる、みたいな感じが良いよね。