イベント参加者の情報も本格調査7月13日 19時28分
ベネッセコーポレーションの通信教育サービスの利用者の個人情報が大量に流出した問題では、会社が開いたイベントで集められた個人情報も流出していないか不安が広がっています。
こうしたなか、ベネッセがこれらの情報を保管している別のデータベースにも不自然なアクセスがないかどうか本格的に調査していることが明らかになりました。
ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ」などの通信教育サービスをこれまでに利用したことがある顧客の個人情報を『会員用』のデータベースに保管していて、今回はここから大量の情報が流出しました。
ベネッセは、通信教育サービス以外に動物園などで親子が参加するスタンプラリーなどのイベントを開いて名前や住所などの個人情報を集めていましたが、今回の問題の発覚後、イベントの参加者から個人情報が流失したのではないかといった不安の声が相次いで寄せられています。
こうしたなか、ベネッセがイベントで集めた個人情報を保管している別のデータベースについても、不自然なアクセスの記録がなかったか、また不正な情報の持ち出しがなかったかどうかなど、外部のセキュリティー専門会社とともに本格的に調査を進めていることが明らかになりました。
ベネッセによりますと、これまでに寄せられた苦情や問い合わせが、通信教育サービスの利用者も含めて延べ5万4200件余りに上っていますが、今のところイベント関連の個人情報の流出は確認されていないということです。
会社では当面、イベントを通じた個人情報の収集を見合わせるとともに、調査を急ぐことにしています。
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