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九電 川内原発で安全対策を公開
7月8日 18時35分

九電 川内原発で安全対策を公開
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鹿児島県にある九州電力川内原子力発電所で、津波に備えた防護壁など原発の新しい規制基準に沿って進められている安全対策が、報道陣に公開されました。
川内原発の安全対策について、原子力規制委員会は来週以降の会合で、これまでの審査の結果を示した「審査書案」を取りまとめる見通しです。

川内原発では、東京電力福島第一原発の事故を受けて去年施行された規制基準に沿って、安全対策の工事が進められています。
8日、津波などの浸水対策として、原子炉の冷却などに使う海水をくみ上げるポンプを守る高さ10メートルの防護壁や、その外側に建設中の高さ3メートルのコンクリート製の防波堤が公開されました。
また、冷却水を蓄えるタンクは、竜巻や強風で飛ばされた物が衝突しないよう、四方をコンクリートや鉄板で覆っているほか、フェンスを設置しているということです。
九州電力は、通常より2000人多い3000人余りの態勢で工事を進め、今月末までに終わらせたいとしています。
九州電力川内原子力総合事務所の古城悟所長は「1日も早く運転を再開させるためには、安全対策をしっかりして、まだ工事中のものは、すみやかに完成させたい」と話していました。
川内原発の安全対策について、規制委員会の審査結果を示した審査書案は、当初、9日にも取りまとめられる見通しでしたが、膨大な書類のチェックなどに時間がかかっているため延期され、取りまとめは来週以降の会合で行われる見通しです。

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