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13 Jul 2014 10:22

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メジャーアイドルの卒業が相次いだ2014年上半期、ファンの悲喜こもごもを探った

クランクイン! 7月12日(土)8時0分配信

 2014年上半期は、メジャーアイドルの卒業や脱退が目立った。7月4日に映画『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』が公開予定のAKB48・大島優子や、SUPER☆GiRLSのリーダー・八坂沙織、私立恵比寿中学の瑞季、杏野なつ、鈴木裕乃などのアイドルが名を連ねていた。

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 古くは、おニャン子クラブから受け継がれるともいわれるアイドルの卒業や脱退だが、アイドル本人はもちろん、ファンにとって深刻な問題でもある。特に、ファンそれぞれが思いを寄せる推しメンの卒業は、“ユニットからの他界”(アイドルのファンを離れること)にも繋がりかねず、ひいてはファン全体にとっても気がかりだ。そこで、推しメンの卒業や脱退を目の当たりにしたファンから、アイドルの卒業にまつわる悲喜こもごもを語って頂いた。

 一人目は、モーニング娘。’14をプラチナ期からずっと見守り続けている女性・Aさんだ。今年9月から行われる秋ツアーの最終日をもって卒業するリーダー・道重さゆみを愛してやまない方である。今年4月の卒業発表をニュースで知ったAさんは、思わず「えっ!?」とつぶやいてしまったそうだ。ただ、心のどこかで構えていた部分もあったという。それは、元メンバー・田中れいなの卒業があったためだ。
 
 当時の心境をAさんは「正直ヤバイなと思いました。とうとう来たかという感じでしたね」と振り返った。グループの雰囲気が変わるという危機感を抱きつつ、その後のコンサートでは歌やダンス、MCなどでみられる後輩たちの成長した感触を噛み締めながらステージを見つめていた。

 そして、道重が卒業を迎えても「変わらずファンで居続けます」とAさんは語っていた。その理由を尋ねると「モー娘。がどう変わっていくのかを見たいんです。ライブを通してみられるメンバーの成長を今後も見守っていきたい」と話してくれた。


 一方、ユニットから推しメンがいなくなったことで、熱が冷めてしまったファンもいる。私立恵比寿中学の元メンバー・瑞季を推していたという男性・Bさんだ。
 
 昨年12月、メンバー3人の脱退がUstream上で発表され話題を集めたが、発表を目の当たりにした瞬間を振り返ったBさんは「一気に力が抜けた」と語っていた。フリーライブなどにも積極的に足を運んでいたというBさんだが、特に、デビュー当時からのメンバーだった瑞樹を「シンボルだった」と話していた。

 昨年は特に、私立恵比寿中学にとって躍進の年ともなっていた。その象徴だったのが、メジャーデビュー後、史上最速(2014年6月時点)となるさいたまスーパーアリーナ(SSA)での公演だった。ライブを目にした直後の気持ちをBさんは、「まわりのファンとも話していましたが、SSA公演でこれからより羽ばたいていくような勢いを感じていたんです」と振り返っていた。しかし、勢いを感じた直後に推しメンであった瑞希の脱退が発表され、「気持ちの落差が激しすぎて、一気にテンションが下がりました」と語っていた。

 さて、アイドルの卒業や脱退にまつわるファンの思いを辿ってみた。卒業や脱退の背景には、ユニット自体の変化に対するファンの不安が見え隠れしているといえそうだ。(取材・文:カネコシュウヘイ)

最終更新:7月13日(日)0時30分

クランクイン!

 

大島優子

タレント・女優・歌手・アーティスト 大島優子(オオシマユウコ)
誕生日:1988年 10月17日
星座:てんびん座
出身地:栃木
血液型:B

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