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輝く女性経営者

南部 真知子
株式会社神戸クルーザー・コンチェルト 代表取締役社長
部 真知子
Nanbu Machiko
神戸の海、港の素晴らしさを
発信し続けていきたい
神戸港から明石海峡大橋までクルージングするレストランシップの「コンチェルト」。この船の運航会社の代表が、神戸を引っ張るトップリーダーの1人である南部真知子さんです。
運命の転機となったコンチェルトとの出会い

神戸を代表する女性経営者として、講演活動も積極的に行っている南部さんが、『神戸クルーザー・コンチェルト』と運命的な出会いをしたのは、義弟であるパソナグループ代表の南部靖之氏が一隻の船を購入したことがきっかけでした。
「震災直後、支援物資と被災者を大阪まで運ぶ運搬船として活躍した船で、その後、売却処分に出されていました。神戸のために頑張った船だから、もう一度神戸で花開かせてやりたいと、義弟が引き受けることにしたんです」。
1997年7月、神戸港復興のシンボルとなる船『コンチェルト』の運航がスタート。「義弟から船の再生を託され、翌年に『神戸クルーザー・コンチェルト』の役員になり、2006年には代表取締役社長に就任しました」。
『コンチェルト』と運命を共にすることになった南部さんは、女性のための美食同源コースや乗船券半券で次回3割引になるプランなどを打ち出し、成功させていきます。「みんなで頑張ってきたからこそ、今があるのだと思います。コンチェルトも私にとっては戦友みたいなものです」。
現在もコンチェルトでは、2013年6月から3ヶ月間、乗船料込みで5500円でコース料理が楽しめる『ゴーゴープラン』や土・日・祝日には、神戸のゆるキャラ、コーベアーが乗船するなど、楽しいプランが満載です。

育てていきたい神戸が誇る「海文化」

復興のシンボルであるコンチェルトを、神戸観光の名物になるまで成長させていった南部さんは、神戸の観光産業を盛り上げるために、2005年には「神戸をウエディングの街に」を合言葉に、「神戸ウエディング会議」を発足し、副会長としても奔走。地域を元気にする活動を続けています。
「この間、『育ててください海文化』というタイトルで新聞にコラムを書かせていただいたのですが、神戸の海、港の素晴らしさを、地元の方たちにももっと知っていただけたらと思います。そのためにも、これからもいろんな仕掛けを考えていきたいと思っています」。神戸を愛し、港を愛する南部さんの熱い思いがこの言葉に現れています。

南部真知子 神戸クルーザー・コンチェルト 最上階オープンデッキのアンカーの形をしたラブチェア。ここで写真を撮ると、2人の絆がより深まると評判
南部 真知子
南部 真知子Nanbu Machiko
鳥取県出身。大阪大学法学部卒業後、兵庫県庁に入庁し、県職員として9年間勤務。96年「神戸復興プロジェクト」として設立された「神戸ハーバーサーカス」に入社。翌年、震災時、大活躍した船の再生を託され、「神戸クルーザー・コンチェルト」の立ち上げに参加。2006年から社長を務める。「神戸ウエディング会議」の副会長を務め、「神戸プロポーズの日」の実現に奔走するなど、多岐に渡り活動中。
「コンチェルト」予約センター Tel. 078-360-5600 http://www.kobeconcerto.com
【標準運航】
ダイヤ ランチクルーズ/12:00~13:45 (所要時間 105min.)
ティークルーズ/15:00~16:30(所要時間90 min.)
ディナークルーズ/17:10~18:55/19:20~21:05(所要時間105min.)
【乗船料】
大人 ¥2,100/小人 ¥1,050