2014年7月13日15時32分
日用品チェーン店「ロイヤルホームセンター」(本社・大阪市西区)は13日、観賞用のひょうたんの苗を食用と誤表記して販売し、実を食べた一人が下痢などの症状を訴えたと発表した。実に含まれる有毒成分が原因だが命に別条はないという。購入者には返品に応じるとしている。
同社によれば、誤表記があった苗の商品名は「ひょうたん 千成瓢簞(ひょうたん)」「ひょうたん 大瓢簞」「ひょうたん つるくび瓢簞」(いずれも123円)の3種。生産者「グリーンプラザ山長」(奈良県生駒市)が本来は観賞用の品種に誤って「育てて楽しい、食べておいしいシリーズ」のラベルをつけて出荷。昨年4月19日~6月下旬に30店舗で1731個、今年4月18日~6月下旬に17店舗で1341個の計3072個が販売された。
このうち、「ロイヤルホームセンターロイヤルビックス押熊店」(奈良市押熊町)の購入者から苗を受け取った知人の40歳代女性が7月7日に実を食べ、腹痛や吐き気などの症状を訴えて2日間入院したという。
同社は「お客様に多大な苦痛とご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」として、購入した店舗での返金に応じるとしている。問い合わせは同社お客様相談センター(0120・25・6186)。
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朝日新聞社会部
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