野々村氏「説明できない・不適切な支出がありました」辞職後初ブログ更新
政務活動費の不自然な支出の責任をとって兵庫県議を辞職した野々村竜太郎氏(47)が12日午前、辞職後初めてブログを更新し、関係者に「おわび」した。海外にまで動画が拡散した1日の会見を「子どものように号泣し…」と振り返る一方、問題の支出については「議会の再調査でも、説明できない・不適切な支出がありました」と表現しただけで、具体的に説明することはなかった。更新された記事は、同日夜までに、なぜかブログ上から消え、閲覧できなくなった。
辞職から一夜明けた12日午前9時、野々村氏は「辞職に伴うお詫び等」とのタイトルでブログを更新した。計1374文字の長文。1日の会見については、「子どものように号泣しました」として、おわびした。
冒頭では政務活動費の支出について「政務調査費・政務活動費収支報告について、議会の再調査でも、説明できない・不適切な支出がありましたことが明らかになり」と掲載。あくまで議会の調査で「説明できない」と認定されたように強調しただけで、結局、具体的な使途等をつづらなかった。政務活動費については「利子を加算した総額を一括返納します」とした。
取材の自粛等を求めるくだりになると、感情の高ぶりを抑えられなくなったのか表現がヒートアップした。「厳粛願いませんでしょうか!」と、号泣会見さながらの乱れっぷりで、“野々村節”をさく裂させた。
刑事告発されたことを「非常に反省」し、タイトル通り「政務活動費が議員活動全体に比較すれば小さいこと」とした発言などは謝罪したが、全体を通じて、報道自粛の要請や釈明が目立った。居住用として都市再生機構(UR)から賃貸している自宅を、事務所登録した件は「仕事を自宅でしていただけ。実態は住居」と目的外使用には当たらないと主張した。
また、自身の政治団体が、以前に「西宮維新の会」と名乗ったことにも言及。「確かに虎の威を借りたことは事実」と、橋下徹大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」とは何の関係もなかったことを認める一方、得票数、順位などを挙げ、あくまで自力で議員の座をつかみ取ったと訴えた。
これだけの文字を費やしたブログでも、当事者として、問題の核心部分を明らかにすることはなかった。また、この日夜までに、以前に取材自粛を要請した分も含めて、ブログ記事が「削除されているか、未来記事設定(現日時以降の公開)のため、表示できません」と変わり、閲覧できない状態に。混乱が起きていることをうかがわせた。