【名古屋場所】貴乃花親方が入院で初日休場
2014年7月13日6時0分 スポーツ報知
大相撲の元横綱で日本相撲協会理事を務める貴乃花親方(41)が、体調不良による検査入院のため名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)を休場することが12日、協会関係者の話で分かった。大事を取り全休する見通し。関係者によると、12日午前に貴乃花部屋から協会に連絡が入った。
貴乃花部屋は今場所、三重・桑名市内に宿舎を構えており、東十両3枚目・貴ノ岩(24)ら14人が在籍している。部屋の若い力士はこの日夜、同親方の様子に関し宿舎で「知りません」としか語らなかった。
貴乃花親方は現役時代、肝機能障害やウイルスによる急性腸炎などでたびたび入院、休場した経験がある。ただ、こうした病歴と、今回の検査入院が関係するかは不明だ。関係者によると、現地入りして弟子の稽古も見守っていたという。
今場所は平日9日間のマス席Bを対象に、「平成の大横綱」と呼ばれた同親方と記念撮影できる特典付き入場券を販売していた。協会は現役時代に横綱、大関だった親方衆を代役に立てる方針で、北の湖理事長らが候補に挙がっている。
貴乃花一門の代表でもある貴乃花親方は今年4月から、ファンサービスなどを担う総合企画部長や監察委員長などの要職に就任。理事就任3期目で常勤の執行部に入り、相撲協会の中枢として運営に携わっている。