島の王国会館の辺りも、すっかり暗くなった頃 山本兄弟は王国会館の第二会場のドアを軽くノックしました。中から巡回監督の大和田兄弟の声が聞こえてきました。(どうぞ) 山本兄弟は、静かにドアを閉めてから中に 入りました。
正面には大和田兄弟が、山本兄弟を見つめて すこし微笑みを浮かべ余裕な、表情を見せています。隣には何か書類を見つめて真剣な顔で坂木兄弟が座っています。大和田兄弟は山本兄弟に
(座って下さい)と声をかけて微笑で言いました。山本兄弟が椅子に腰をかけると 、大和田兄弟は坂木兄弟に発言を求めます。
坂木兄弟は(今日、こうして貴重な時間を、取っていただいたのは山本兄弟の偶像に関係した事柄なのです)大和田兄弟は(それは何んですか)坂木兄弟は(実は山本兄弟は石加工業界者ですが、主に作っているのは墓石とか仏像です。これは偶像崇拝に当たりませんか?)
『突然ごめんなさい 途切れてしまい実はスマホで書いてましたがバスが来たので゜ひとみ」はバスに乗りました。また続きを書きます」
山本兄弟は「ええ・・仕事ですよ。この仕事は私の父の時代から、やっています。これが偶像に関係しますか」
大和田兄弟は「難しいところですね。」と言いながら 隣に座っている 坂木兄弟に目を移していきました。
「坂木兄弟 何か、この件に関して発言ありますか?」 「私は、たしかに山本兄弟の加工業は仕事かもしれませんが、しかし 作っているものがね」 「私は、やはりコリントの聖句にも、あるように偶像に離れなさいと、あるように、これは 立派な罪と思います。ですから 後一人の長老を呼び 排斥委員会をもうけた方が良いと思います。」 山本兄弟は「ええ、なぜですか。何の悪い事柄を私がしたのですか」
坂木兄弟は椅子から立ち上がり「貴方の、やっている事柄は 立派な排斥行為です」。大和田兄弟は
「まぁ、まぁ 坂木兄弟 そう早く結論をださずに考えましょう。今日の所は山本兄弟 引き取ってください」
山本兄弟は第二会場のドアに手をかけて出てゆきました。
大和田兄弟は坂木兄弟に「あの、頭の固い兄弟は排斥の処置に持って行くように段取りをととのえるように たのむよ」と言いながら これから一週間世話になる難波兄弟の車に乗り込んでゆきました