つれづれ日記（或いは日々雑感）

業務連絡を書いて直後に、こんな長文書いていいのかよ、というのを
書いてしまう。

なんかいろいろとやばいことを書いてしまいそうだが、これ以上日が過ぎると
書けなくなってしまいそうなので、急いで書く。
お世継ぎ問題のことだ（雅子さま、紀子妃のこと）。
（最初に断っておくが、私はおそらく、雅子妃のことは雅子さま（美智子さまも）、
紀子妃のことは紀子妃と書くと思う。これは、雅子様については親しみを
感じているからで、必ずしも敬称などが正式ではないが、個人の文章と
いうことでご容赦願いたい。
即ち、私は紀子妃には、親近感を全く感じていないということである。）

今、紀子妃が懐妊され９ヶ月で、一部前置胎盤、帝王切開ということで
明日（もう今日だけど）から入院、雅子様はそろそろオランダへご静養
ということになっていると思う。
これを読んでいる方（おそらく、親しい方々が主と思うが）は、どちらに
親近感を持ってるだろうか。

私は、圧倒的に雅子様なのである。
以前からそうだったが、今年初め頃、紀子妃の懐妊が判明したり、
それに関連する年初からの秋篠宮夫妻の言動から、なおそうなった。

なんかだらだらと長くなってしまいそうなので、何故紀子妃（秋篠宮も）を嫌い
雅子妃（皇太子様も）に親近感を持つか、について、それぞれのこれまでの
経緯（私なりの解釈）などを少しだけ（？）書いてみようと思う。


○秋篠宮家と皇太子ご夫妻の比較

◆秋篠宮側

●紀子妃
・秋篠宮との交際が始まる前から、“皇室に嫁ぎたい”と言っていた（噂）。
・噂だが、秋篠宮とのご成婚の前に、２人程お子様を中絶して
　いる（秋篠宮との間の）という噂がある｡
・皇室に嫁いでからは、万事そつなく適応されているそうだ。
　（育児について、美智子さまに直接教えを請うたりとか。）
・今回のご懐妊では、“男子を産む為の方法”を、判る限り試して
　いるという噂あり。

●秋篠宮
・紀子妃との交際以前から、素行が若干（？）不良で、女性関係が
　乱れているとの噂があった。
・タイに、ご専門のナマズの研究に行った、とされる時も、そのような
　行動があったとかなかったとか。
・紀子妃との結婚の話が起こったとき、反対する天皇皇后両陛下に対し、
　“結婚を認めてもらえないなら皇籍を離脱する”と言い、美智子さまに
　心労をかけたそうだ。
・顔がいいので（皇太子に比べて）、一般受けはするようだ。
　（私は皇太子の方が好きだが。）

●秋篠宮＆紀子妃
　昨年、人工繁殖したコウノトリの放鳥をされたそうで、今年の歌会始
　（主題は「笑み」）で、２人共「コウノトリ」を歌に詠み込んでいた。
　（コウノトリは勿論、赤ん坊を連れて来るとされる鳥である。）

◆皇太子側

●雅子様
・外務省の女性キャリアで、父親も同様。外国語に堪能。
　幼少期（中高時代など？）に海外経験、また留学経験あり。
・おそらく、外務省での女性の限界（やはりあると思う）を感じ、
　“皇室外交”で自分の磨いてきた能力を生かせるのではという
　考えもあって嫁ぐことを決められたのではないか。

●皇太子様
・幼少時から真面目で優秀。東大へも入学可能な能力をお持ちだったが、
　皇族なので学習院大学を修了。オックスフォードへのご留（修）学経験あり。
・真面目で、１つの消しゴムを小学校１年から６年まで、小さくなって
　使えなくなるまで使い続けるなどといった側面あり。
・雅子妃を守り、支えようとする姿勢が明確にある。
（全体に、本当に真面目で優秀な、バランスの取れた優等生という印象がある。）

→つまり、
・「皇太子夫妻」は、皇太子様は天皇家の良い面を継ぎ、雅子様も、向上心と
　　真面目さ、世の為になろうという意思を持った現代的な優秀な女性という
　　印象。
　対して、
・「秋篠宮家」は、次男坊であることの無力さなどに耐えかねて道を
　外した感のある秋篠宮と、私から見れば歪んだ野心によって行動して
　いる紀子妃の夫妻
である気がする。


○私の紀子妃（と秋篠宮）への印象
今まさに入院を控えている方へ書くのはどうかと言われるかもしれないが、
印象としては「奸婦」。
実務能力のある女性が、婚姻などをバネに、地位を得ていくのは、
私は完全には否定しない。そういう人たちが世の中を実際に
動かしていっていることも多いからだ。
少し意味合いが違うかもしれないが、小池百合子環境相もそういう
印象がある。
これは、かなりの程度まで許容される（私の感覚としては）。
ただ、それを、“自分の血筋を皇室に入れる”ということに
使うのはどうか。
確かに皇室は日本で一番格式の高いご一家だ。
また、日本の歴史の象徴でもある。
だが、だからこそ、崇め奉ると言うのではないが、尊重し、大事に、
唯一無二（変な意味ではなく）のものとして、最上の状態で
成り立つように、周囲が配慮して差し上げるべきものではないか。
個人の我欲によって、節操のないものの血を入れるべきでは
無いと思う。
（血、というのは、人間の品性とかと言う意味。人間に貴賎はないので、
　生まれがどうとかという気はない。ただ、品性のない、公共心の
　ない人間が、我欲ではびこって侵入していいものではないと思う。）

秋篠宮も資質的に皇太子様より明らかに劣る（というより、皇太子より
優れているという話を全く聞かない）。
自分がないがしろにされていることへの恨みだけで行動している気がする。
その為、旧弊な勢力と結んで、自分の勢力拡大を図っているという噂も
聞く。
つまり、秋篠宮夫妻が、何らかの形で皇統を継ぐことになるのは、
私にはあまりよくない気がする。
皇室が因習姑息に凝り固まる気がする。
（子というのは親の真似をするものだから。そういう環境で育つものだから。）


○皇位継承順と女帝問題
もし紀子妃に男の子が生まれたら、今の皇室典範では、いずれは
その子が皇位を継承することになるという（今のところ）。
（雅子様に男の子が生まれれば状況は変わるので、確定ではないが。）
それは、上に書いたような理由で、私にはとても好ましいとは言えないと思える。

これは、識者と呼ばれる人にも同意見の人が居るようで、紀子妃の懐妊が
判明した直後くらい（２月頃）に、日曜朝のニュースショー（私が毎週見ている、
“関口宏のサンデーモーニング”）で、安定したしっかりした意見を述べる
岸井成格氏（毎日新聞編集委員）が言った一言が私には忘れがたい。
それは次のような言葉だ。
「今、皇太子に何かあれば、皇統は秋篠宮家に移るんですよ。
　皆、それをしっかり考えないといけない。」
→これはつまり、直系男子継承の現行制度ではということだ。
また、この発言には、“秋篠宮家を、現皇太子夫妻より良しとしない”という
姿勢が明確に読み取れると思う。
ちなみに、この回で同じ問題で意見を述べていた田中秀征氏（評論家・福山大学
教授）は、比較的保守的な論者らしく、“めでたい。まずは祝うべき”という
コメントをしていた。


○皇太子夫妻・秋篠宮家、それぞれの味方
大まかに言って、世の中の人は、この方たちへの立場は次のようであるようだ。
・保守層（年配男性、特に世の中の中枢部（政治とか）の人々）
　どちらかといえば紀子妃側。
　これは、“家をちゃんと守って、子を生み育ててくれる女性”を
　最上と位置付けるからだろう。（なんか反感があるが。）
　ただし、無条件で許容している訳でもないらしい。
　（ちなみに、筆者の父もどちらかといえばこの部類。
　　特に、秋篠宮について、“あれはかわいそうな立場だ”とかなり同情していた。
　　まあ、それはそうではあるのだが。）
・女性週刊誌を読む女性層
　紀子妃側。これは明らか。
　最近、電車の女性週刊誌の中吊り広告の、雅子様バッシングが凄いことを
　見ても判る。
　ただ、忘れないで欲しい、この層は、私にははっきり言って節操が無い
　ように思える。
　古い話になるが、例えば、デヴィ夫人（元インドネシア大統領第四夫人）に
　ついて、スカルノ大統領と結婚した当時はすさまじいバッシングをし、
　為にその弟を自殺に追い込み（まあ、それは全マスコミが負う罪でもあるが）、
　近頃、未亡人になってリッチになって元大統領夫人のセレブとして芸能界に
　復帰してきた彼女を、セレブセレブと持ち上げているのは、この層だろう。
　節操と言うものが無い。“要領よく体裁よく美味しく生きている女性が好き”
　である気がする。
・キャリア（とは限らないが）女性層
　雅子様派。と思う。
　雅子様への共感が根底にあると思う。　
　この層に頑張って欲しいなあ。但し、惜しいことにやっぱりマイノリティ。

●番外（？）- 皇太子夫妻の意外な味方
・東宮侍従
　なかなか骨のある週刊誌である週刊新潮が書いていた。
　「雅子妃もようやく能吏にめぐり合ったようだ」と。
　雅子様の父、小和田氏の友人で、外務省筋の人で、父親と共にカナダに
　住んでいた頃の、子供時代の雅子妃の知故だそうだ。
　この人が、オランダ療養（紀子妃が出産される時期の）を段取り
　したという。
　実はこの話を読んで、私は心底ほっとした。
・石原都知事
　私は実は、この人は保守的過ぎて全面的に好きではない。
　（韓国人に対する“三国人”発言とか、ちょっと行き過ぎな気もするし、
　自分の大学に関してのこともあるし。）
　ただ、結構やることは的を射ている所が多いと思う。
　この人、今、東京へのオリンピックの誘致を画策している。
　それについて、それだけでは“ああ、また派手なことやってるな”としか
　思わなかった。だが。
　AERA（朝日系写真週刊誌風硬派情報誌（女性向的傾向強し））によれば、
　都知事さんは、オリンピックの総裁（っていうのか）として、オランダから
　帰られた雅子妃にしていただくことを画策していると言うのだ。
　これは極めてうってつけの人選だ。まあ、皇太子でもおかしくないが。
　でも、雅子様なら、英語が極めて堪能、実務能力・交渉能力あり。
　これ以上の人選はない。
（素人目から見れば。実際上、皇族にそういう立場に立って貰った場合、
　“なんでもはいはいと聞くイエスマンの方がいい”ってなこともある
　可能性もあるが。）
　でも、わざわざ石原さんが雅子様を担ぎ出す以上、上の（）内に書いたような
　詰らないことに終わるとは思えない。
　思わぬ所で“革新”をする人だ。何かやってくれそうだ、と思ってしまう。
　この為だけにでも、東京にオリンピックが来て欲しいと思う。


○今回の騒動で、思ったこと（２月に）
２月に騒動が起こった時に、思ったことを書いてみる。雅子様への私の伝言だ。
（私のようなものの言など、ごみのようなものだが。）
雅子様、もう、お世継ぎ問題で悩むことなんか止めちまった方がいいと思う。
この騒動で判ったのは、皇室に嫁ぐ女性は、子供を生めるというだけしか
評価されないと言うことだ（究極的には）。
どんなに下司な人格でも、子供が生めれば紀子妃の方が評価されるのである。
それが日本と言う国の実情、民度なのだ。
だから、そんな国の為に、貴方のようなちゃんとした立派な人が、
ごちゃごちゃ思い悩んでやる必要など、これっぽっちもない。
そんな価値はこの国には無い。
却って、紀子妃の懐妊を奇貨として、それを利用して守られて暮らされると
いいと思う。生まれる子が男の子なら、みなの意識がそちらに行くだろうし、
その間にもう一人お子さんを生むことを試みられるも良し、それとも、
こんな国など見捨ててしまっても良いと思う。
貴方は十分よくやった。もう十分だ。どうか、安らかに過ごして欲しい。
と、私は思ってしまった。


○番外その２
雅子様は、紀子妃が前置胎盤で少々危ないと聞いて、気の毒がって
本当に心配されていたそうだ。
そういうところ、とても好感が持てる。バランスの取れた、好ましい
人格の方であることが判ると思う。
（ていうか、これが反対だったらどうなったかなぁ、ということだ。）

あーあ、やっぱり長くなっちゃった。
こんな判りにくい長文、誰も最後まで読まないよね。


＜追伸＞
性懲りも無くまだ、書く。
・今回の懐妊での紀子妃の最大の罪
　皇室典範改訂問題が、事実上ほぼお蔵入りになったこと。
　側室などを認めない現代の皇室のあり方では、直系男子継承では
　絶対に無理が来るのだ。だから、いつか（長子相続に）改めねばならない。
　何だかんだ言って人気と実力のあった小泉首相の任期中に決まらなければ、
　決めるのはかなり難しい。無理かもしれない。
　紀子妃の懐妊は、それを完全に止めてしまった。
　我欲で未来を潰して憚らない。妄念、妄執の類のような気がする。
　だから、許せない、という気がするのだ。
　紀子妃の、とりすました、上手く振舞っていると言う顔を見るたび、
　余計そう思ってしまう。
　秋篠宮夫妻が、皇室を守るに相応しい人柄ならいいのだが、そうではない
　（と私は思う）。
　長子相続が最良ということではないが、彼らに継がせねばならないという
　ことが、とてもひっかかるのだ。
　一体どっちがいいんだろうねぇ。まあ、女帝容認の方が、皇統が維持しやすい
　とは思うが（はっきり言って人数が倍になる）。
　（その場合は、配偶者の処遇の問題が最大の課題だろうけれど。）

・雅子様が何故キャリア系女性に受けるか
はっきり言って、雅子様は、機会均等法世代（雅子様はもろにそうだ）で、
自分の能力を磨いて、男性と同等に仕事をしようとしていた女性達の
理想であり、共感を持てる存在である。だから、受けるのだと思う。
努力をし、自分を磨いて自己実現をし、仕事で成果を挙げる事で
究極的には（そこまで考えてる人は少ないと思うが）世の中の役に立つ。
そういう考えを持つ人。他者をも尊重し、人間的にもまあまあな人間。
雅子様はそういう人であるような気がする。
（最近はご苦労されてかなり体調を崩されているが。まあ、人間なのだから、
　それはしょうがないことだろう。人間誰しも、超人にはなれないのだし。）
かくいう筆者も、誕生日が雅子様と約１ヶ月しか違わない、もろに同世代である。
まあ、今時の流行の生き方（要領よく楽に格好よく生きる）とは違う、
汗臭い、ちょっと古い生き方かもしれないが。
でも、こっちの方が人間っぽくていいと思うのは、私だけ？

＜＜現在、'06.8.16 PM 5:19、先程、紀子妃が愛育病院に入院された。＞＞