北朝鮮 弾道ミサイル2発発射7月13日 9時57分
北朝鮮は、13日未明、北朝鮮の南西部から弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射しました。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今月9日に続きことし5回目で、菅官房長官は、外交ルートを通じて抗議したことを明らかにしました。
政府によりますと、13日午前1時20分ごろから1時30分ごろにかけて、北朝鮮南西部のケソン付近から北東に向けて2発の弾道ミサイルが発射され、弾道ミサイルは、いずれもおよそ500キロメートル飛び、日本海に落下したとみられています。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今月9日に続きことし5回目で、13日午前、安倍総理大臣は私邸で、菅官房長官は総理大臣官邸で、谷内国家安全保障局長と西村内閣危機管理監らから個別に、これまでに政府が得ている情報などについて報告を受けました。
このあと菅官房長官は記者団に対し、「きょうの未明に北朝鮮が2発のミサイル実験を行った。情報収集や日米韓が連携して警戒に当たるよう指示を出し、安倍総理大臣からも同じような指示をした」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「日本への被害はないという報告を受けている。今回の発射は国連安全保障理事会の決議違反であり、北京の外交ルートを通じて北朝鮮側には抗議した」と述べました。
一方、菅官房長官は、北朝鮮が行っている拉致被害者などの調査について、「拉致問題は人道的問題だ。北朝鮮側の調査委員会が立ち上がったので、その調査を慎重に見極めていきたい」と述べました。
また、防衛省では、木原稔防衛政務官ら幹部が緊急の幹部会議を開き、情報の分析などに当たりました。
このあと木原政務官は記者団に対し、「最近も北朝鮮による弾道ミサイルの発射があり、極めて頻度が高いという印象だ。国連安全保障理事会の決議に明確に違反している」と述べました。
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