ぽんぽんぺいんなう＼(^O^)／

ヒューマンスキルについて相談されることがたまにある。この分野で僕を選んでくれたことを嬉しく思う反面・・

まず最初に必ず言うことは、ヒューマンスキルという言葉は気持ち悪くて大嫌いだということ。そして、次に必ず言うことは、ヒューマンスキルが良好な人間関係を作るスキルのことだとするとそんなものは存在しないということ。

良好な人間関係というのはお互いに信頼しあってる状態のことだと思うけど、そんなことにスキルやテクニックなんてない。それはあなたの生き方というかあなたそのものの振る舞いを積み重ねた結果なのだから。誠実に正直に生きるしかない。一朝一夕に信頼を得るような銀の弾丸なんて全くない。

例えば、平成生まれの新人がアラフォー管理職の僕を信頼するには、どんだけ僕が本人に対して一生懸命話してもダメ。新人はまず２〜３年目の若手と仲良くなり、その仲良くなった先輩が僕にどう接してるかを見て決まる。「このおっさんとは本音で話してる」と思える場面を見てやっと信用し始めるのだと思う。

ただ、不思議なことにというか残念なことに、下の人たちから全く信用されてない人でも上から信用されてれば日本の会社では偉くなれちゃうんですよね。そしてわりとそういう人の割合が高かったりするんですよね。ほぼ間違いなく本人は裸の王様だけど。360度評価を取り入れられない会社はだいたいそうじゃないかと。

ということでヒューマンスキルなんてものは存在しないと僕は思ってるんだけど、良好な人間関係をつくるための道具としてのコミュニケーションスキルというものは確実にあって、しかもかなりの効果があって、しかもかなりの差がつく部分だと思う。これは学ぶ価値があると思っている。

相手との関係が不安定だったりあまり良くない時は99%聞くことに徹するとか、相手がイライラしてしまうような意味の分からない待機時間を作らないとか、褒める時はみんなの前で注意する時は一対一でとか、メールやメッセージではとにかく表現を徹底的にやわらかくするとか。

下から信頼されてるかどうかはどうすればわかるかって？数年程度の付き合いがあって、その人の喜怒哀楽のうち喜楽しか見たことがなかったら、いつもいい顔でいい子な感じにしか見えてなかったら、たぶんあなたはその人から信頼されてないと思う。少なくとも本音で語り合える関係ではない。

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