佐藤卓史
2014年7月12日19時00分
14日早朝(日本時間)に決勝を迎えるサッカー・ワールドカップ(W杯)に、10回目の「出場」を果たした日本人がいる。60年以上にわたって国内外のサッカーを追い続けてきた「現役最年長」の記者だ。
「An old master’s long journey」
6月23日、国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトに、こんな見出しが躍った。「長いこと、旅をしてきたものだ」というせりふで始まる記事は、スポーツジャーナリストの賀川浩(かがわひろし)さん(89)を「今大会最高齢の記者」とFIFAが認め、紹介したもの。W杯初取材となった1974年の西ドイツ大会決勝での感激に始まり、日本サッカーの歴史と、立ち会ってきた賀川さんの半生をたどった。
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