これからの季節、夏休みに水族館に行かれる方も多いかと思います。
しかしながら水族館での撮影はとにかく難しい。観光やレジャーで訪れる場所としては最高難度と言っていいです。
館内は暗く、被写体は常に動き、しかも大量の水と分厚いアクリルガラス越しの撮影。
自分も家族で出かける際にカメラを持って行っては、何度も玉砕しました。
今回、新江ノ島水族館に行ったときに少しはマシな写真が撮れたので、その際の設定や撮影方法などを自分のためにメモしておきます。
カメラ、レンズの選定
大事なのは高感度に強いこと、AFが早いことです。この二点を基準に選びましょう。
レンズはなるべく明るいものがいい。
ズームレンズのほうが構図を決めるのには便利ですが、明るさを優先して大口径単焦点を使い、構図はトリミングで決めるのもアリでしょう。
今回、自分はCanon EOS 6DとEF24-70mm f/4L IS USMを使用しました。
セッティング
とにかく館内が暗いため、被写体ブレをふせぐためにシャッター速度をかせぐ必要があります。
モードはシャッター速度優先、シャッタースピードは1/125くらい。動きの早い魚を狙う場合はもっと上げないと駄目かも。
ISOはオートでいいと思います。上限を設定できる場合は、自分のカメラで許容できる最大まで上げておきましょう。
ホワイトバランスもとりあえずオートで。
AFは被写体に追従するモード(AIサーボ、コンティニュアスAF)。
フラッシュは発光禁止に
水族館はフラッシュ禁止のところが多いです。魚に対してもストレスになります。
使ったとしても、水槽のガラスに反射してまともな写真にはならんのではないかと。
なるべく水槽に近づいて撮る
館内が暗い場合、非常灯や照明などが映りこみます。
(上の写真にも四角い映り込みがありますね。)
水槽にレンズを密着させるくらいの感覚で撮れば、かなり軽減できると思います。
ただ、魚に意識を集中していると、映り込みを見逃すケースも多いです。ある程度割り切って、後でレタッチで消してもいいかも知れません。
光を取り込む
光が差し込んでいるような展示であれば、ISO感度をそれほど上げずに済みます。
少しあおり気味に撮ると、水面のキラキラした感じが出てよろしいです。
うみがめ
かわいい。