ジャストシステムは12日までに、東京都福生市の名簿業者「文献社」から入手した257万件強のデータ全てを削除すると発表した。
ジャスト社の広報担当者は同日、「警察などから要請があった場合は顧客データも提供するし捜査にも協力する。警察や経済産業省に提供した後、一定期間要請がなかった場合は保管しているデータを削除する」と述べた。
一方、ベネッセホールディングスは同日、ジャストシステムのデータ削除に対し、漏洩した情報の流通ルートの解明が困難になるため現時点では中止するよう求める声明を発表。警察などの捜査に協力するよう求めた。
ベネッセからは約760万件の顧客情報が漏洩した。同社によると現時点ではこれ以上の漏洩は確認されていないという。同社への相談窓口の問い合わせ人数は11日までの3日間でのべ4万8千人に達した。
ジャストシステム、ベネッセ