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国際
パレスチナに統一内閣発足
2014.6.3 08:51
【カイロ=大内清】パレスチナ自治政府の主流派ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスが樹立で合意していた実務家中心の暫定統一内閣は2日、ラミ・ハムダラ首相ら新閣僚がヨルダン川西岸ラマラで自治政府のアッバス議長に就任宣誓を行い、発足した。
アッバス氏は「分裂状態は終わりだ」と強調、ハマスも内閣成立を歓迎した。ファタハとハマスの双方が認める内閣が成立したのは、ハマスがガザ地区を制圧した2007年以来。
一方、ハマスと敵対するイスラエル政府は同日、パレスチナ側との交渉に応じない方針を決めた。
イスラエルのネタニヤフ首相は1日、国際社会に、新内閣を承認しないよう求めていた。ケリー米国務長官も同日、アッバス氏との電話で、新内閣でのハマスの役割に懸念を表明した。
パレスチナは07年、ファタハが統治する西岸とハマスのガザに分裂したが、両者は4月、統一内閣樹立や議長選・評議会(議会)選の実施で合意していた。
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