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 イスラエルのネタニヤフ首相は11日、声明を発表し、「いかなる国際的圧力も、我々の滅亡を求めるテロ組織に対する作戦を妨げない」と述べ、パレスチナ自治区ガザでの空爆を断固として継続する考えを明らかにした。イスラエル軍は、ガザとの境界付近に部隊を集結させ、地上戦に向けた準備も完了した模様だ。

 ガザの保健省によると、8日の空爆開始からのガザの死者数は127人、負傷者は920人以上になった。イスラム組織ハマス幹部のハニヤ前首相のおい2人も死亡した。誤爆とみられる事案が相次ぎ、市民の犠牲が拡大している。

 ガザ北部ベイトラヒヤでは12日午前4時半ごろ、重度の身体障害者向けの養護施設がF16戦闘機による空爆を受け、30代と40代の身体障害者の女性2人が死亡。5人がやけどなどの重傷を負った。