米大統領:ネタニヤフ首相に「停戦調停の用意ある」

毎日新聞 2014年07月11日 12時00分(最終更新 07月11日 12時26分)

 【ワシントン和田浩明】オバマ米大統領は10日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議し、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区からのロケット弾攻撃を批判してイスラエルの自衛権を支持する一方、対立回避を要請し停戦調停の用意があると伝えた。ホワイトハウスが発表した。

 オバマ大統領は事態悪化の懸念を表明、全当事者に対し民間人の保護と緊張緩和に全力で取り組むよう強調したという。ガザからのロケット弾は住宅地に着弾しており、イスラエル軍のガザ空爆では民間人の死者多数が発生している。

 米CNNに対し、イスラエル軍報道官は現地時間11日午前1時過ぎに「段階的に拡大する準備をしている」と作戦行動の強化を明言。ガザからのロケット弾飛来が止まっておらず許容できないと指摘した。CNNは「数時間以内にもイスラエル軍の地上侵攻が始まる可能性がある」と報じている。

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