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国際
ディモナの原子力施設に向けロケット弾 イスラエルはガザ空爆継続、死者61人に
2014.7.10 10:10
【カイロ=大内清】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは9日、原子力施設のあるイスラエル南部ネゲブ砂漠の都市ディモナに向けてロケット弾3発を発射したことを明らかにした。イスラエルのメディアが報じた。対空防衛システム「アイアンドーム」が撃墜したり、空き地に着弾したりしたため被害は出ていない。
原子炉1基を擁する同センターはガザから約80キロの場所にあり、事実上の核保有国とされるイスラエルの核兵器開発にも関連があるとみられている。ロケット弾が原子炉からどの程度の距離に着弾したのかは不明。
一方、イスラエル軍は10日もガザへの空爆を継続した。AP通信などによると、軍事作戦が開始されて以降、ガザでは子供や女性を含む少なくとも61人が死亡、数百人が負傷した。これまでのところ、イスラエル側に死者は出ていない。
また、ガザ周辺には数千人のイスラエル軍部隊が展開、ハマスの戦闘能力を奪うため地上侵攻が行われるとの観測も強まっている。ネタニヤフ氏は9日、「(ガザからの)攻撃が止むまで作戦は拡大・継続される」と述べ、軍事作戦をいっそう強化させる考えを示した。
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