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12 Jul 2014 20:56

できごと【ベテラン記者のデイリーコラム・江戸っ子記者のなにわ放浪記】あのテキサス親父と百田尚樹氏、慰安婦問題の虚妄と「朝日新聞の罪」を斬る+(2/3ページ)(2014.6.26 16:30

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できごと

【ベテラン記者のデイリーコラム・江戸っ子記者のなにわ放浪記】
あのテキサス親父と百田尚樹氏、慰安婦問題の虚妄と「朝日新聞の罪」を斬る

2014.6.26 16:30 (2/3ページ)江戸っ子記者【なにわ放浪記】
講演会を開いた「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)

講演会を開いた「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)

 そして、百田氏が「自分よりいい話」と称賛したのが、マラーノ氏の通訳を務めていた米国在住の日本人俳優の話だった。

 この方は、米カリフォルニア州グレンデール市にある慰安婦像の前の米国人たちの反応を数時間にわたって観察したという。

 大半の人々は、前を無関心に通り過ぎるだけだった。しかし、母親に連れられた3、4歳くらいの少女が慰安婦の周りに花束が置いてあるのに興味を示したらしく、像のそばに寄ってきた。

 少女は「これなに?」と母親に尋ねたという。母親も知らなかったらしく、像の脇に刻まれる碑文を読んだ。そこには「突然、日本軍に連れ去られ慰安婦に強制的にされたため、この女性は裸足」などと記されている。もちろん、こんな事実は確認されておらず、先述した作り話が拡散され、あたかも「ストーリー」のようになっているものだという。

 その母親は、読んだ後、少し不快そうな表情になったが、そのまま少女には伝えず、「日本人がこの女の人をいじめたんだって」と言い聞かせたという。

 俳優の方は「米国人の大半は慰安婦問題など無関心だろう。けれども、この少女は日本に対して悪いイメージを持ったまま成長していくことだろう。こうしたことが続くと、ボディーブローのように日本に対する悪いイメージが広がっていくだろう」と話を締めくくった。

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講演会を開いた「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏と、作家の百田尚樹氏=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)
講演会を開いた「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)
講演会を開いた「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏と、作家の百田尚樹氏。冒頭、日米両国の国歌斉唱を行った=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)
「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏。講演では、紙袋をかぶせた慰安婦像のミニチュアをそばに置き、米国における“真実”を語った=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)
米西部グレンデール市内に設置された慰安婦記念像と記念撮影をする韓国人ら=2013年7月30日(黒沢潤撮影)

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