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国際
【硝煙の一世紀】(3)覆された中東秩序 軋む「押しつけの国境」
先のフロムキン教授は、この一帯を「国民国家となりきれない国々の寄り集まった地域」と表現する。国家の一員という感覚を置き去りにし、宗派や部族といった伝統的な帰属意識が人々を支配している実態を表している。
第一次世界大戦は、中東に「国家」という新たな枠組みをもたらした。しかし、その国境は約1世紀を経て、大きく軋(きし)みつつある。 =肩書は当時
(エルサレム 大内清)
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