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 イスラエルがシリアから占領しているゴラン高原で22日、イスラエル軍が契約する民間業者の車両がシリア側から攻撃され、10代の少年1人が死亡、少なくとも2人が負傷した。イスラエル軍は報復として、シリア軍の拠点を砲撃した。

 車両は作業のため境界フェンス沿いを走っており、少年は父の仕事に同行していた。イスラエル軍は、車両が砲弾か爆発装置とみられるもので直撃されていることから、これまでのようなシリア側でのアサド政権軍と反体制派の戦闘の流れ弾ではなく、故意に攻撃したとみて調べている。(エルサレム=山尾有紀恵)