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できごと
【ベテラン記者のデイリーコラム・江戸っ子記者のなにわ放浪記】あのテキサス親父と百田尚樹氏、慰安婦問題の虚妄と「朝日新聞の罪」を斬る
そして、百田氏が「自分よりいい話」と称賛したのが、マラーノ氏の通訳を務めていた米国在住の日本人俳優の話だった。
この方は、米カリフォルニア州グレンデール市にある慰安婦像の前の米国人たちの反応を数時間にわたって観察したという。
大半の人々は、前を無関心に通り過ぎるだけだった。しかし、母親に連れられた3、4歳くらいの少女が慰安婦の周りに花束が置いてあるのに興味を示したらしく、像のそばに寄ってきた。
少女は「これなに?」と母親に尋ねたという。母親も知らなかったらしく、像の脇に刻まれる碑文を読んだ。そこには「突然、日本軍に連れ去られ慰安婦に強制的にされたため、この女性は裸足」などと記されている。もちろん、こんな事実は確認されておらず、先述した作り話が拡散され、あたかも「ストーリー」のようになっているものだという。
その母親は、読んだ後、少し不快そうな表情になったが、そのまま少女には伝えず、「日本人がこの女の人をいじめたんだって」と言い聞かせたという。
俳優の方は「米国人の大半は慰安婦問題など無関心だろう。けれども、この少女は日本に対して悪いイメージを持ったまま成長していくことだろう。こうしたことが続くと、ボディーブローのように日本に対する悪いイメージが広がっていくだろう」と話を締めくくった。
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