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【経済】

米当局がアマゾン提訴 子どものゲーム中課金

 【ニューヨーク=共同】米IT大手アマゾン・コムが携帯端末で提供する子ども向けゲームの中で、親が知らないうちに課金できる仕組みになっていたとして、消費者保護を担当する米連邦取引委員会(FTC)は十日、同社に再発防止と返金を求めてワシントン州の連邦地裁に提訴した。

 アマゾンは自社のタブレット端末「キンドルファイア」などを通じて子ども向けゲームを数多く提供している。

 FTCによると、子どもがゲームで使うコインなどを購入する場合に、親がパスワードを一度打ち込むとしばらくは無制限に買えるようになっていた。子ども一人が約三百六十ドル(三万六千五百円)を使ったり、文字の読めない幼児が勝手に操作して課金されたりした事例もあったという。

 アマゾンへの苦情は数千件あった。勝手に課金された額は合計で数百万ドルに上り、FTCはアマゾンに課金分を親に返金するよう求めた。

 アマゾン側は「(FTCの対応に)深く失望している。親の管理が及ぶようにサービスを提供している」と争う構えを示した。

 子どものゲーム課金をめぐっては一月、米アップルが三千二百五十万ドル以上を利用者に返金することでFTCと合意している。

 

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