藤波優
2014年7月12日23時22分
病気や仕事で旅に出られない人の代わりに、ぬいぐるみを預かって名所に連れていくツアーが人気を集めている。鳴門の渦潮をのぞき込むクマ、お遍路さんに交じって参拝するネコ。そんな記念写真を送って旅を疑似体験してもらい、依頼主を元気づける狙いだ。
ツアーを企画するのは、介護用品を扱う徳島県板野町の会社「エココロとくしま」の旅行部門「すだちトラベル」。依頼主から宅配便でぬいぐるみを預かり、代表の三木奈美子さん(45)と、事業のホームページを担当する米津直美さん(61)の2人で旅に出る。
ぬいぐるみは名前や年齢、好物、性格まで尋ねる。「食いしん坊」なら食を、「やんちゃ」なら外での活動を中心にプランを組む。いまは、県内の3カ所の札所を回る巡礼ツアーや鳴門観光のツアー(各2160円)を設定している。
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朝日新聞社会部
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