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佐賀県内のニュース
  • 「強制執行」異議審、10月に結審へ(2014/07/11 22:35)

    諫早湾干拓事業をめぐり開門派による強制執行を認めないよう求めて国が起こした裁判は、今年10月にも結審する見込みとなりました。この裁判は諫早湾干拓事業の排水門をめぐり、開門を命じた福岡高裁の確定判決に基づく開門派による制裁金を含む強制執行を認めないよう求めて、国が起こしたものです。【廷内撮影】11日佐賀地裁で開かれた第3回口頭弁論で、開門派は太良町のノリ漁業者大鋸武浩さんが意見陳述し、「国がいつまでも被害を認めないから、混乱がもたらされている。開門しか対策は残っていない」などと訴えました。裁判後の協議で、国側はこの裁判に開門反対派の人たちの補助参加を検討していることを明らかにしたということです。また、開門派の馬奈木弁護団長は国に開門する姿勢が見えないとして、間接強制の最高裁判決が盆の時期までに出ない場合は、制裁金の引き上げも検討すると話しました。次回の裁判は来月29日に開かれ、その上で、10月17日に結審する予定です。
  • 唐津コスメティック構想でセミナー(2014/07/11 22:36)

    唐津市が掲げる化粧品産業の集積地を目指すコスメティック構想に関連したセミナーが11日開かれ、異業種からコスメ市場への参入が増えていることなどが紹介されました。唐津市は、フランスの化粧品産業の集積地コスメティックバレーと連携協定を結びアジア向けの化粧品の製造や輸出の拠点となる、唐津コスメティック構想を掲げています。このセミナーは、その事業を推進する、JCC、ジャパンコスメティックセンターが、化粧品業界の最新の動向などを学ぶ機会を作ろうと会員向けに開いているものです。11日のセミナーでは、その収益性の高さなどからサロン、エステといった異業種から化粧品業界への新規参入が増えていることや、化粧品の原料としてオーガニックや海洋性といった環境に優しい原料が主流になっていることなどが紹介されました。【JCC山?信二理事】「フランスのコスメティックバレーで起きている六次産業化、農産物を化粧品の原料にするとか、これが世界の主流になっていますのでこういう新しい化粧品の発信、今後アジアに向けての化粧品の開発が中心になる」
  • 鳥栖市で自校の給食、卒業生が楽しむ(2014/07/11 22:38)

    学校給食が2学期から「センター方式」に変わるのを前にいわゆる「自校方式」の給食を卒業生に楽しんでもらう催しが11日鳥栖市の小学校で行われました。自校方式の給食に招待されたのは鳥栖小学校を卒業した50代から70代の26人です。教室では今から59年前に完全給食が始まったことなど鳥栖小学校の給食の歴史が当時の写真などを使って紹介されました。このあと、子どもたちとのゲームを楽しんだ卒業生に自校方式で調理された給食が振る舞われ、クジラの代わりに鶏で作った竜田揚げや、イワシのつみれ汁などが提供されました。市内8つの小学校の給食は2学期から一カ所で調理して配送する「センター方式」に変わりますが、卒業生たちは懐かしい雰囲気のなかで久しぶりに鳥栖小の自前の給食を楽しんでいました。〆
  • 玄海原発の基準地震動おおむね了承(2014/07/11 22:34)

    原子力規制委員会は11日開いた審査会合で玄海原子力発電所の耐震設計の目安となる基準地震動をおおむね認める見解を示しました。再稼働に向けた審査で大きなハードルの一つとされる基準地震動が認められれば全国の原発で3カ所目となります。11日、東京で開かれた原子力規制委員会の審査会合では九州電力から玄海原発の地震や津波についての説明がありました。このなかで、原発の耐震設計の基準となる基準地震動について九電は検討課題となっていた鳥取県西部地震で観測したたて方向の揺れを含めて考慮することを説明したということです。これに対し規制委からは目立った質問などはなく再稼働に向けた審査で大きなハードルの一つとされる基準地震動がおおむね認められた形となりました。基準地震動がすでに決まった原発は現在、優先的に審査が進められている鹿児島県の川内原発と福井県にある関西電力の高浜原発3、4号機だけです。九州電力の広報は「基準地震動が確定したわけではない。11日も地盤について一部質問があったのでなるべく早く回答したい」とコメントしています。
  • 高校生が消費者トラブル防止チラシ配布(2014/07/11 11:58)

    若い世代が架空請求などの消費者トラブルに巻き込まれるのを未然に防ごうと夏休みを前にした11日、佐賀市で高校生がチラシを配って注意を呼びかけました。消費者トラブルの防止に向けたキャンペーンは県が行ったもので、「パスワードの使い回しは危険」と書かれたチラシとクリアファイル1000部が用意され、朝7時から高校生ら30人あまりが佐賀駅で通勤や通学の人たちに手渡しました。県によりますと昨年度未成年者から寄せられた消費者トラブルに関する相談は233件で、このうち携帯電話やパソコンのメールを窓口とした架空請求などいわゆるワンクリック詐欺が過半数を占めています。県の担当者は「身に覚えのないメールは無視することで個人情報は守れる」と話し、今後も学校での講演会などを通じて注意を呼びかけることにしています。
  • 脱原発めざす僧侶らの「命の行進」(2014/07/11 11:57)

    原発のない社会の実現をめざす僧侶たちの「命の行進」が11日朝、玄海町に入り玄海原子力発電所前で祈りを続けています。「命の行進」は東京の日本山妙法寺の僧侶たちが原発の廃止や命の大切さを訴えて全国の原発などを巡礼しているものです。玄海原発のゲート前に11日朝早く到着した2人の僧侶は脱原発や趣旨に理解を示す人たちの思いをつづった横断幕を掲げお経を唱えています。この取り組みは宗派の違いなどを越えて6年前にスタートし、お経の間は一切の食事をとらずに脱原発を祈る「断食祈念」を続けています。僧侶たちは昼すぎまでお経を唱えたあと11日夕方には県庁を訪れ、知事あてに原発の廃炉を求める申し入れをする計画です。このあと鹿児島の川内原発や愛媛の伊方原発などを訪れ、来月6日に広島での平和記念式典に参列することにしています。
  • 佐賀県立美術館「佐賀を描く」(2014/07/11 12:00)

    佐賀の風景を描いた佐賀ゆかりの近代画家の作品や江戸時代の工芸品などを集めた展示会が佐賀市で開かれています。「佐賀を描く」をテーマにしたこの展示会は、主に佐賀出身の洋画家たちが描いた風景画や江戸時代の浮世絵師、歌川国芳(うたがわ・くによし)が伊万里焼の様子を描いた木版画などおよそ20点が展示されています。久留米出身で佐賀を描いた作品を多く残している青木繁の「佐賀風景」は晩年、佐賀・唐津などを放浪中に描いたもので、小城辺りの風景ではないかと考えられています。鹿島市出身の洋画家・納富進の「龍王峠」は、峠からまっすぐ延びた道で佐賀の平野部を印象的に描いた作品です。この展示会は7月17日まで佐賀市の県立美術館で開かれています。
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