政治家には説明責任がある!

「政治と金」の話はもう聞き飽きた!というほど、問題になります。『みんなの党』の代表だった渡辺喜美議員は、政治資金で化粧品会社の会長より8億円を借入して、そのうち5億円を超える金額が未だに返済されていないということを、貸し付けた化粧品会社の会長が週刊誌に手記を出した結果、渡辺喜美議員が提出した資産報告書には借入金が2億5000万円と食い違いが存在しています。結局『みんなの党』代表を辞任していますが、どんだけ必要なんだ?と思いますが、選挙にはかなりのお金がかかるといわれています。お金を持っているからこそ数を持てるので、政治家はお金を集めるのに躍起になるのでしょう。

日本未来の党

2012年12月27日に、日本未来の党の両院議員総会が国会で行なわれました。そしてそこで決まったのは日本未来の党の「分党確認書」が了承されています。日本未来の党の、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)と阿部知子副代表が「未来」という党名を使い続けることになり、小沢一郎氏を代表とした旧「国民の生活が第一」系の衆議員参議院の15名の議員が別の党を作ることになりました。「生活の党」は、小沢一郎衆議院議員を中心にして、旧「国民の生活が第一」のメンバーだけで構成されています。「日本未来の党」の代表だった嘉田由紀子氏と嘉田氏に近い阿部知子衆院議員は、党を離党することになりました。血糖して1ヶ月で「日本未来の党」という党名はなくなりました。嘉田由紀子氏のほうでは、政治団体として、党名を引き継ぐ方向になりましたが気になる政党交付金のほとんどは、「生活の党」が持っていくことになりました。またしても小沢一郎氏は政党交付金も含めて党を乗っ取った形になりました。

「政党助成金」とういうお金は、政党に対して助成金として交付されます。全ての政党が助成金がもらえるということはありませんが、国会議員数が5名以上という条件もしくは、直近の国政選挙の選挙区総計か比例代表総計のいずれかで2%以上の得票率という条件を満たしていれば、政党助成金をもらえます。ただし、国会議員が最低1名でも在籍していることが条件になっているため国政選挙で得票率が2パーセント以上ある政党であっても、国会議員がゼロの場合は政党助成金を受け取ることは出来ません。

「政党助成金」が導入されたのは1994年ですが、企業・労働組合・団体などから政党・政治団体への政治献金を制限する代償として、1990年代の政治改革論議で浮上して1994年に政党助成法を含んだ政治改革四法が成立して導入されました。政治改革論議がおこった背景には、リクルート事件などがあって「財界からの企業団体献金は、見返りを求めない・増収賄ではない献金」という前提が、ちがうでしょ?そんなことはないはずだ・・と深い疑念が生まれたことから、政治改革論議が生まれました。国民から徴収された「税金」という財源になっているため、政党交付金の使途報告の制度が設けられていますが、解党直前の他政治団体へ金銭移動することに禁止がなかったり、不透明な資金の流れにもなっています。

日本未来の党:分裂のキッカケ

「日本未来の党」が結党したのは、2012年(平成24年)11月27日、嘉田由紀子が結成を発表しました。その翌日11月28日に東京都選挙管理委員会を通じて総務大臣に設立届を提出しています。

第46回衆議院議員総選挙の公示が12月4日、12月16日に総選挙という流れの中で11月16日に衆議院が解散しましたが、その時の首相は民主党の野田佳彦首相のときでした。「日本未来の党」ではこの総選挙で121人をの候補者を擁立していますが、このときは他の政党も乱立したということもなり埋没していき苦戦となりました。その中で小選挙区で当選したのは、小沢一郎議員と亀井静香議員の2名だけで、比例区をあわせても議席は9議席だけという選挙結果でした。

「日本未来の党」を結党した際にも、自民党総裁・安倍晋三氏からは「選挙に勝つためだけの政党だ」と批判され、また日本共産党からは「生まれて間もない」ではすまない、政党としてのあり方が問われる状況だといった批判を受けていますが、嘉田氏や飯田氏(日本未来の党代表代行)は、小沢一郎を役職には就けないことを明言して、小沢一郎氏の傀儡でなくあくまでも独自の理念を持つ新党、小沢氏たちが合流しただけだと強調しました。

第46回衆議院議員総選挙で党内対立

衆議院選挙後の12月20日に、小沢氏と嘉田氏は京都で会談をしています。その時に嘉田氏は、共同代表に阿部知子副代表、幹事長に鈴木克昌衆議院議員を充てて、総選挙で落選した飯田哲也代表代行をそのまま続投させる党執行部案を提案しましたが、小沢氏を中心とした「旧国民の生活が第一」系の議員たちは、小沢氏もしくは小沢氏に近い議員の起用を求めました。その当時の状況は、このほかにも滋賀県議会からも批判の声があがっていて、嘉田氏が滋賀県知事と政党の党首を兼務すると滋賀県としての知事としての役割が果たせていないのでは?!といった批判が叫ばれるようになってきました。結果、12月19日20日の両日にわたって行われた滋賀県議会で、自民党を中心とする保守系会派から嘉田氏に対して知事か党首のどちらを辞任することを要求されました。

12月24日に、首班指名に先立って両院議員総会が開催されましたが、嘉田代表からは共同代表に阿部知子、幹事長に鈴木克昌、顧問に小沢氏と亀井静香氏をそれぞれ充てて、飯田哲也氏を代表代行に続投させる執行部案が提案されましたが、これに対して「旧国民の生活が第一」系の議員からは小沢氏を共同代表案にとの提案されましたが、嘉田氏は小沢しを党の要職には就けない方針を堅持するとしてこの提案を拒否して、結論を持ち越しました。

12月26日両院議員総会が行われましたが、議員総会を開催ちゅうしすることを嘉田代表が命令しましたが、議員総会は小沢系議員によって強行されて、首班指名選挙で森裕子副代表に投票することを決めています。このことで【嘉田・飯田ラインVS小沢系】の対立は決定的なことになり、亀井静香氏は党内対立を理由に離党を表明、そして嘉田氏と小沢氏の双方に速やかな解党を勧めました。結果同日に、滋賀県庁で嘉田氏は会見を開いて、人事案が入れられなかったことを理由にして、「日本未来の党」分党することを表明して、設立から1ヶ月での分党になりました。

議員として問われる

小沢一郎氏は次々と党を乗っ取っては解党していっているので、いったい政党助成金はどこに行ってしまったのか?!という疑念が浮かびます。政党助成金で得た金額は23億円とも言われる大きな金額です。23億円といわれてもあまりに大きすぎて、小市民の私からすると想像することすら難しい金額です。なんでも、31億円の財産目録もあるとかで実際のところはもっとあるのでは?!と言われています。個人でも不動産を沢山持っているようなので政治家ってうまくやれば儲かるんだなぁ~と思えて仕方がありません。鳩山兄弟のように親が有り余るほどの大資産家で、母から子供手当て1億円をもらっえしまえるレベルになってしまうと、もう笑うしか仕方ありません。鳩山家はもともと大資産家なので、選挙にかかる費用の工面にも頭を悩ませる必要もないので政治活動をするうえでも恵まれていることは間違いないでしょう。外国では議員が富裕層ということをアピールして、汚いお金を受け取る必要がないことを強調するケースもあります。

政治家の報酬

国会議員の給料は、議員歳費といわれていて年収にすると1500万円程度になります。これに期末手当が600万円支給されるので合計すると2100万円になります。これだけではなく、文書通信費という名目で100万円の支給があり、文書通信費は月々100万円なので合計すると1200万円。すべてあわせると年収3300万円になるのでかなり高収入といえるでえしょう。

公設秘書は国から給与が支給されますが、私設秘書をおいている場合私設秘書の給与は自腹になります。これは結構な金額になります。私設秘書をパート扶養内の130万円で済ませるなんて人はまずいないと思います。政治家という立場から、冠婚葬祭に呼ばれたときにお香典やご祝儀を包まなくてはいけません。それも当然お付き合いになるので、出て行かないと選挙区での自分の評判が落ちてしまうことにつながりかねないので、これも大事な出費になります。

選挙があれば、選挙事務所を借りる費用であったり、パンフレットやポスターを印刷、もちろん選挙カーも借りなくてはいけません。選挙資金に関係する費用は、参議院選挙で1億円衆議院選挙で2千万円~3千万円とも言われています。そんなもろもろに関わる出費をまかなうために、パーティ券などを販売したり献金を受け付けたりして政治資金を確保しています。それにしても、元みんなの党代表の渡辺喜美議員の8億円って・・・すごい金額です。

地方自治体の議員

地方自治体には、議員報酬とは別に地方議員の政策立案活動を支援するために認められている経費があります。「政務活動費」という経費になっていて、この金額は自治体によって金額は違っています。以前は「政務調査費」という呼び名でしたが、2012年地方自治法の改正によって、調査費から活動費になり、自治体によっても異なりますが資金使途が拡大されています。資料作成費や人件費、事務費といった項目もあるので、解釈の仕方では議員活動のあらゆる業務に支出することが可能になっています。もちろん出所は税金です。税金からだからこそ、どんな用途に使われているのか?!とチェックする必要があります。

議員の使い道

政治家のお金の使い道に、目を光らせていなくてはいけないのは、税金を使ってさらに自分の懐にお金を呼び込むために?とも思えるような行動を起こせないように、でしょうか、税金を使ってムチャなことを議員がいるからこそ、国民は目をしっかり光らせていなくてはいけないからです。

2014年7月に、兵庫県の県会議員が記者会見をしていますが、まったく意味不明の号泣記者会見の様子が世界中のニュースに配信されました。なぜに問題になったのかといえば、1年間に日帰り出張を195回したとして、約300万円の政務活動費を日帰り出張に当てた。とした領収書の添付なしで報告をしているからです。おまけに、3年間の日帰り出張の数はなんと345回という報道でした。

普通に考えても、年間に195回も日帰り出張をしているとは思われず領収書もなければ「そのお金は別の使途につかったんでしょ?」と突っ込まれてしまって当たり前ですが、自分の謝りを認めたくないのか意味不明の記者会見をして、結局日帰り出張に対する記者からのするどい突っ込みが続き、耳をパーにして声を聞き取るかのような仕草があり、水を飲む時は手で隠して水を飲む。パーに聞こうとしている仕草もぷぷぷと失笑ですが、しどろもどろの記者の質問に対してきちんと明確な答えになっていない回答が続き、やがて・・・机バンバンとなりまして、いきなり泣き会見になりました。字にすると面白いので、あえて字でご紹介しましょう。

涙の記者会見

『ですから、・・・・・みなさんのご指摘を真摯に受け止めて、議員という大きな、カテゴリーに比べたらあー、政務調査費、せっせっ政務活動費の報告のぉーーー 報告のぉーー うぅっ 折り合いをーーーーっ つけるというーーことで、もう一生懸命 ほんとに少子化問題 、高れれれれれれれれれれい者っはぁーーーーーあ!!!! わが県のみならず 西宮みんなの 日本中の問題じゃないですか!!

そういう問題ぅほっおぅほー!!解決じだいがだめにぃ オレはねぇ! ふふっふんはあぁーーあ!! 誰がね゛ぇえ! だれぐがぁ誰にぃ投票じでもおんなじやぁ、おんなじやぁってっ思っでえ!

うーーーっはぅふっはーーーん!! っうーーーーん!!! ずっとぉ投票してきたんですわっ! せやけど! 変わらへんからぁ~それやったらわだじが! 立候補してぇ! 文字通り! あっハハハーーンッ! 命がけでぇいぇーーひっぷあぁーーーー!!! ……っうっう。っつくっくっく。。○△記者!! あなたにはぁ分からないでしょうけどね! 平々凡々とした川西を退職して 本当に「誰が投票しても一緒や、誰が投票しても」 じゃあ俺がぁああ!! 立候補してぇ!!

この世の中を! うぐっぶ~~~~ん! ごの、ごのぉよのぶっひぃっうえーーーーえーーーえーーーん!! ひぃぇーーーーっっうんん!!!! うぅぅぅぅぅ・・・・うぅぅぅぅ・・・・・。あ゛ーっーーっーーあ゛っあ゛っー~~っ!!!!!

ごのっ! 世のっ! 中がっははははあん!! あ゛っ~~っ世の中うぉ! ぅかえだい!!! その一っ心でぇえっえ!! ぃひーーーっはぅ。一生懸命訴えてっ、西宮市にぃ、縁もゆかりもない西宮っへえぇ市民の皆さまに、選出されてっ! やっぅと! 議員にっ!! なったんですうぅうー!!!

ですからっ皆さまのご指摘を、県民の皆さまのご指摘と受け止めでーーーっひぃっふぅう!!!! あ゛~はー~ーあ゛ぁっはあぁ~~ぁ!! っぐ・・っぐっ・・、あ、゛~あ゛ぁあぁあぁあぁ。ご指摘と受け止めてっ!!! あ゛~あ゛っーーっはあ゛ー~ん!! ご指摘と、、受け止めて!! ひとりの大人として、社会人として!!! 折り合いを付けましょうと!!! そういう意味合いで、自分としては「何で実績に基づいてきっちり報告してんのに、何で、自分を曲げないといかんのや」と思いながらもぅ!

もっと大きなぁ、目標ぉ! すなわち! 本当に少子高齢化を、自分の力で議員ひとりのわずかな力ではありますけれども、解決したいと思っているからこそぉぉぉっ!!ご指摘の通り平成26年度には195回行きました。301万円支出させていただきました。日帰りでございましたっ! そのご指摘を真摯に真剣に受け止めようとするから! 』

と後は少し冷静になったようで、ぁーー!!みたいな声を出されながらの、記者会見となりました。結局のところ、何が言いたかったのでしょうかね。もうこれ以上突っ込まれなくちゃいけないんだよっ!的なところがあったのでしょうか。無所属議員としてようやく議員になり、苦労して苦労してようやく議員になったんだぞおぉーーーっと訴えたかったのでしょうか。結局意味不明に終わった記者会見ですが、こちらの議員さんは少子化対策をしたいと訴えてるのかなんだから。あまりの強烈とんでも会見で失笑を買ったのはまちがいありません。

なんでも、記者会見を始める前に「恫喝と感じたり、わたくしが怖いと感じたときには会見を打ち切らせていただきます」とのたまわって記者会見が始まりましたが、それこそなんじゃそれ?!と噴飯ものとしか思えない記者会見の始まりです。自分がつっこまれたくないから?? でしょ。おまけに自分が怖いと思ったら打ち切らせていただきます。なんて何様のつもりでしょう~

「あの記者会見を見てどう思われましたか?」という質問に、兵庫県民は「恥ずかしい。子供のダダをこねるよりもひどい。あまりにもみっともないから、子供にも見せられない」と言われていますがそりゃそうだろうな~と思います。あんなの恥さらしとしか思えない醜態を出してしまったので、あの記者会見をした議員は自分の非を認めるといった最低限のことすら分かっていない人なんだろうな。としか思えません。

【まず非を認めろ!謙虚になれ!!!!】 なにが『議員という大きなくくりの中では、小さなことなんですっ!!!』 と言い放った神経をわたしは疑いますね。領収書の添付が全くないなど、一般的な常識とかけ離れているのはあなたの方ですぞ。

最新ニュース