俺のどうでもいい回顧録なので、特に読んで役に立つ文章でもないし、
何も得るものはない。予めご了承ください。
笑い飛ばすのがいいかと。
ポテトだとか唐揚げだとかカレーだとかそういう感じのものを運ぶものだ。
当時、俺は大好きな野球で、しかも小学生の時大ファンだった球団の本拠地の球場で、
更に、男子校出身で自分が最も期待していたのは……「女性」であった。ちなみに自分は童貞だった。(当時)
バイト先で出会った同い年ぐらいの女性と、付き合う…そういうことを期待していた。
いざ、バイト初日。社員のおばさんに連れられて持ち場に行くと……。
あれ、男しかいない。あれ?女の子は?俺の青春バイトライフは?
タイムカードを確認すると、全員男だった。
ここで自分は少しやる気が落ちた。
だが、ここでバイトを続けていればそのうち女性も来るだろう。その時に、自分が教える立場になっていれば……。
男だらけでむさ苦しい持ち場と対称的に、ビールの売り子の女の子の背中のビールサーバを充填したり、
汗を拭いてあげたりしてキャッキャウフフしている人たちに理不尽な憎悪を向けながらそれを誓った。
ただ、当時の俺はコミュ障そのものであり、高校時代はかなり酷いいじめを受けてきて殆ど誰とも会話してこなかったため、
他人と接する方法……自分がそれを参考にしたのが「ARIA」だった。
ARIAとはなにか、知らない人に大雑把に説明すると、ヴェネツィアを模した未来の火星で、ゴンドリエーレになるために頑張る女の子の話である。
このARIAは口にだすのも恥ずかしいぐらいのファンタジーで、
主人公の女の子はもう誰かれ構わず話しかけてお友達になろうとするぐらいお花畑な人間であった。
でもとてもいいアニメだった。ARIAに影響されて卒業前に当時の彼女とイタリア旅行したぐらいである。
高校時代俺はそれにはまっていて、はまっていくうちに俺の頭のなかもお花畑になっていた。
これらが合わさって起こることは悪夢以外に何があろうか。
「こんにちは!お疲れ様です!元気ですか?」と挨拶するようになった。
正直言うと気持ち悪い。
「別にそんな頻繁に挨拶しないでいいよw」と言っていたが、ARIA脳の俺は
「いやーでも、いろんな人に挨拶したほうがいろんな人と仲良くなれるし、
そうしたら少しだけこの地球(ほし)の人たちがだんだん幸せになるじゃないですか」
この時、先輩の顔がひきつっていたが、当時俺はそんなことを知るよしもなかった。あらあら。
そういうことを繰り返してきたバイト3日目。
その先輩が裏で俺にこう言った。
「え」
「正直そういう馴れ馴れしい態度やめたほうがいいよ」
「……はい」
初めてのバイトは3日で終わった。
母親には
「バイト先にものすごい意地の悪い人がいたからやめることにした」と言った。
親切に案内してくれていた社員のおばさんには
「僕が『トイレとか聞かれたら適当に案内するよりこうしたほうがいいんじゃないですか』とか色々考えを話したら、
●●さんが、ものすごい酷いことを僕に言ってきた。耐えられない」と言って辞めた。
今思うと俺はものすごく頭おかしいと思う。なるほど、こういう奴が2chで晒されるのか。
その次のバイト。
しかしここでも俺はかなり色々やらかすことになる。
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