できごと【河村直哉の国論】再燃する「韓国軍ベトナム人虐殺事件」から考える…自国の戦争犯罪は振り返らぬ韓国の唯我独尊、「歴史忘れた民族」とは誰のことか+(3/3ページ)(2014.7.12 12:00

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できごと

【河村直哉の国論】
再燃する「韓国軍ベトナム人虐殺事件」から考える…自国の戦争犯罪は振り返らぬ韓国の唯我独尊、「歴史忘れた民族」とは誰のことか

2014.7.12 12:00 (3/3ページ)河村直哉の【国論】
韓国軍がベトナム各地で行った大虐殺。強姦した少女を焼き殺す(1=ベトナムの慰霊廟)など、犠牲者3万人にも推計されるという(月刊誌「正論」7月号の特集ページから)

韓国軍がベトナム各地で行った大虐殺。強姦した少女を焼き殺す(1=ベトナムの慰霊廟)など、犠牲者3万人にも推計されるという(月刊誌「正論」7月号の特集ページから)

冷静に事実を語らしめよ

 自国と他国に対する、この歴史についての真逆の姿勢が歴史問題をややこしくしている。どの国にもそれはありがちなものだが、韓国は極端すぎる。過去を見つめ未来に向かっていこうとする姿勢など、どこにも感じられない。あるのはただただ反日なのだ。

 その韓国を取り込んで反日カードに使おうとしている中国も、歴史についての真逆の姿勢では同じ。70年以上前の過去をいま言い募るなら、文化大革命の虐殺の歴史、直近の天安門事件、そして現在、新疆ウイグル自治区などで行っている弾圧を見よということになる。

 執拗な歴史攻撃に対して、日本は黙っている必要などない。期せずしてだが今回起こってきた韓国軍によるベトナム民間人虐殺問題は、日本の中からおのずと出てきた反応といえる。ただ、過去の応酬合戦にしなくてよいと筆者は考える。日本は中韓と同レベルに堕するべきではない。

 事実を事実として、冷静に語らしめていくべきである。また前回触れたように、慰安婦問題を韓国内であおる「韓国挺身隊問題対策協議会」のような反日団体がベトナム問題でも動いている。日本がそれと一線を画すべきなのも無論である。

(大阪正論室長)

=随時掲載します

 ・月刊誌「正論」7月号(産経新聞社)

 ・月刊情報誌「SAPIO(サピオ)」(小学館)8月号(小学館)

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犠牲者3万人という、韓国軍がベトナムで行った大虐殺。ベトナムに建立された慰霊廟(8)に、韓国側がイチャモンを付け、壁画の一部にフタをした(月刊誌「正論」7月号の特集ページから)
ベトナム戦争では、さまざまな“虐殺”も行われた…写真は日本人カメラマン・沢田教一が撮影し、世界に配信されたもの=1965年9月7日、南ベトナムのクイニョン(UPI・サン=共同)
犠牲者3万人という、韓国軍がベトナムで行った大虐殺。月刊誌「正論」に続き、小学館の「SAPIO(サピオ)」8月号でも、現地調査を行った北岡正敏・神奈川大学名誉教授らが詳細に報告している
犠牲者3万人という、韓国軍がベトナムで行った大虐殺。月刊誌「正論」に続き、小学館の「SAPIO(サピオ)」8月号でも、現地調査を行った北岡正敏・神奈川大学名誉教授らが詳細に報告している
サイゴン陥落の日、北ベトナム軍に占拠された直後の南ベトナム大統領官邸の前庭=1975年4月30日(古森義久撮影)

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