このことによって、国道2号線と43号線と並ぶ神戸と阪神間の幹線道路としての役割に加えて、災害時の緊急輸送路としても活用することができるのである。
けれども、山手幹線の全線開通では不十分である。
なぜなら、山手幹線と接続する三国塚口線は、阪急電鉄神戸線との立体交差計画や地元の合意形成、大阪府などの財政問題など多くの課題が山積しているために、完成のめどが立っていないので、兵庫県から山手幹線を通って大阪府に入ると、住宅街の狭い道路を遠回りしなければならないからである。
これでは、私たちの生活に不便であるばかりでなく、物流という観点からは、企業活動を促進するうえでの障壁となり、魅力的な雇用の場を形成するうえで、支障を来たしてしまうのである。
これを解決する一つの手段として、関西広域連合の意義は大きいと思うのである。
このように、道路行政という観点から、府県という行政単位は、余りに小さいということができるのである。
なぜなら、道路網は一本に繋がっているために、広域的な視点が必要不可欠であるのに加えて、私たちの生活や企業活動という身近で実感することが容易であるからである。
名塩道路の整備促進や、名神湾岸連絡線の早期事業化に加えて、生活道路や雇用の場を提供する物流網の整備という観点から、本当の意味における山手幹線の全線開通の意義は大きいのである。
山手幹線の全線開通に関するアンケートに、ご協力ください。
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ののむら竜太郎