男女5人夏物語
ネタバレ具合:低
RAIL WARS!7-日本國有鉄道公安隊-
著者:豊田巧
イラスト:バーニア600
著者:豊田巧
イラスト:バーニア600
あらすじ:
「夢にまで見た実戦参加よ~♪」「RJの拠点襲撃をピクニックみたいに言うな!」
暴走特急娘、桜井あおいはゴキゲンだが、俺、高山直人は顔面蒼白。
フル装備の國鉄機動隊を乗せた漆黒のEH10。どーして俺までこんな列車に乗ってるんだろう?
「警四はしつけの悪い犬か!任務中は静かしろっ!」
横浜の学生OJTから来たクールビューティ 氷見文江にも怒鳴られるし、俺の一生安泰 國鉄人生どうなっちゃうの?!
ついに放送局と放送時期が発表となった、TVアニメ版『RAIL WARS!-日本國有鉄道公安隊-』!
夏の放送が楽しみなんですが、まずはそれまでに原作を読んでしまわないと!
というわけで、原作本第7巻の感想です。
思えば、この7巻が発売された時に、某瓜系書店で平積みになっているこのシリーズを見付け、衝動買いで当時出ていた全7巻を一気買いしたことから始まります。
この本を見た時に、近いうちにアニメ化しそうだなぁ・・・と感じ、購入しました。
幸い、鉄道に詳しくない自分でも楽しめる作品だったので、ゆっくりではありますが、徐々に読み進め、ようやくこの7巻までたどり着きました。
その間に、本当にアニメ化が決定したり、イベントでサイン本が売られるというのを知って、サイン本目当てに二冊めを購入したりと、いろいろあり、こうして初めて手に取った時に刊行されていた巻まで来たことを、細やかながら、こうして感想を書いていて良かったなぁと勝手に感慨深くなっています。
さて、今回の第7巻。
前巻で季節は夏に入り、夏=水着!という安直なテーマから、本州の南国・和歌山県白浜町が舞台でしたが、今巻は首都圏でのお話。
でも季節はまだまだ夏!
高校生の夏は大事ですからねぇ~。意味深
今回の舞台は横浜近郊。
これまで、2時間サスペンスの様に地方へ赴き、ドタバタ劇を繰り広げていましたが、今回は近場が舞台。
だからなのか?アクションシーンはド派手に盛り込まれていました!
近巻で少し鳴りを潜めていた、國鉄の敵である、テロ組織のRJが今巻では久しぶりに大暴れします!
いや、厳密に言うと、大暴れしているのは今回も主人公たち警四のメンバーですが…。
冒頭から大きな急襲作戦で始まり、その後主人公達だけでRJの大事件に発展していくという内容。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、今巻も今まで同様、高校生が現実で出来る範囲の事を軽く超えています(笑)
そんな過激な展開の中で、今後大きなキーパーソンになりそうな新キャラも登場!
この物語のヒロインの一人である、桜井あおいのライバルとして登場する女性キャラ。氷見文絵。
名前の通りのキャラクターで、口数の少ない孤高の存在として描かれています。
まぁ、今良くある設定のキャラクターですね。それだけに、今後も大きく絡んでくるんだろうなぁと予想できる新キャラでした。
今回その氷見文絵と共にいつものメンバーがどんちゃん騒ぎをしながら、久しぶりに敵方のライバルと対峙。
少しストーリーが進んだなぁという印象を受けました。
アニメ化が決まってから、この原作を読む時に、このシーンがアニメになるなら、こういう風になるんだろうなぁ・・・と想像しながら読む事が多くなったのですが、そうするとますます現実味が無い話だなぁと苦笑してしまいました(笑)
まぁ、ライトノベルなんてそんなものですからね、これを否定すると、異世界ものラノベなんか読めないですから。
ともかく、少しずつ時間が経過していく物語の中で、展開的にも徐々に進んでいることが解った第7巻でした。
アニメが始まるまでには刊行に追い付きたいと思います!