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Author:regza
回転寿司で味噌汁は今日何がありますかって聞いたら
「あら汁」と「かに汁」あと……「ブラジル」って言われました。

思わずフフッって笑ってしまった自分が悔しい。

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バカとテストと催眠術~吉井玲の実験~

吉井玲

1日目 AM11:55 文月学園来客用玄関

吉井玲「ここがアキ君が通う学校ですか。」

吉井玲は文月学園の入り口にいた。
無計画に家を出たために中途半端な時間に来てしまい、学園は授業中だった。
さすがに授業に乱入するような非常識なことは保護者としてできない。
そこで玲は明久に催眠スプレーを使う前に学園の誰か別の人間で実験しようと考えていた。

吉井玲「教師はまずいですね。もし失敗したら厄介なことになるかもしれません。だれか適当な……部外者がこのましいですね。……あっ。」

玲の目に飛び込んできたのはスーツを着た女性だった。
落ち込む雰囲気を見せるその姿はおそらく営業に来て玉砕したのだろう。
そんな彼女は玲にとって最適な実験台だった。

吉井玲(フフッ。落ち込んでるようですし、ここは実験も兼ねて元気にしてあげるとしましょう。)

白井 女 営業の女「はぁ~。ここもダメかぁ~。大体売れるわけないんだよ何億もするスケートリンクなんて。」

吉井玲「ちょっとよろしいですか?」

白井 女 営業の女「えっと……。ど、どちら様ですか?」

玄関先で話し掛けられ女性は少し戸惑いながら答えた。

吉井玲「吉井玲と申します。この学園の2年F組にいる吉井玲の保護者兼姉をしております。」

白井 女 営業の女「はぁ。それでえっと……何か御用ですか?」

吉井玲「はい。あなたが落ち込んでいるようでしたので、それを解決して差し上げようと思いまして。」

白井 女 営業の女「スケートリンク買ってくれるんですか!?」

吉井玲「いいえ。これを使いあなたの心のストレスを取り除きます。」

白井 女 営業の女「えっ。」

言うが早いか玲は手にポケットに忍ばせていた催眠スプレーを手に取り、
女性の顔に向けて吹きかけた。

白井 女 営業の女「キャッ!あっ……。」

顔に霧状の液体がかかり反射的に声を上げたものの。
女性は見る見るうちに虚ろな目になり脱力して棒立ちになった。

吉井玲「どうやら催眠状態にするのはうまくいったようですね。」

白井 女 営業の女「……。」

吉井玲「ここは人目につくので、場所を移しましょうか。そうですね……こちらへ来てください。」

白井 女 営業の女「はい……わかりました……。」

女性は言われるがままに玲の後についていき、そのまま校舎裏へと移動した。
同時にこの女性を催眠にかける行動によって吉井玲破滅への道が開かれてしまう。

目撃者がいたのである。
スプレーで女性を催眠状態にし、校舎裏へ連れて行く一連の流れを見ていた者。
それは明久と同じ2年Fクラスに所属する赤路玄児(あかじくろじ)である。
Fクラス1のドスケベであり行動派の変態を自称する男で、クラス1の地獄耳を持つ盗聴男である。
過去にも土屋康太と協力しての女子更衣室の盗聴・盗撮をはじめとする数々の不祥事をバレずに起こしてきたある種の天才。
変態という意味では吉井明久以上に危険な男だった。

彼は今日、大遅刻をしているため昇降口ではなく来客用出入口からこっそりと校舎にはいろうとしていた。
そんな時入口近くに来たときに玲が女性にスプレーを吹きかけ、虚ろな目になりなすがままに連れて行かれる場面を校舎の角から目撃してしまった。

男(こ、これはひょっとすると催眠術?スプレーの中に薬品が……?とにかくこんな面白そうなこと尾行するしかねー!)

気配に敏感な玲も普段から盗撮などをしてる玄児は気配を完全に消すことができるため尾行に気付くことはなかった。
この時玲が気配に気付くことができていれば、あるいはこの先に待つ破滅を免れたかもしれない。
だが現実は無情にも彼の尾行を許してしまうのだった……。


次回
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