タイ衝突続く　日本大使館が事務所機能移転

　タイの首都・バンコクでは、タクシン元首相派と治安部隊との衝突が１５日夜から１６日朝にかけても断続的に起きている。日本大使館が事務所機能を移転させるなど、影響が広がっている。

　デモ隊が占拠を続けるバンコク中心部では、１６日朝も断続的に銃声や爆発音が鳴り響いた。医療当局によると、一連の衝突で２５人が死亡、２１１人がケガをしている。

　１５日夜には、日本大使館に隣接する警察署を狙ったとみられる攻撃も相次いだ。窓口業務を停止していた日本大使館では１５日、離れた別の地区のホテルに臨時事務所を開設するなど影響が広がっている。