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米成長率2.4%に下方修正 記録的寒波で
7月12日 11時47分

アメリカ政府は11日、財政や経済についての最新の見通しを発表し、この冬の記録的な寒波による一時的な落ち込みを踏まえ、ことしの経済成長率の予測をこれまでの3.1%から2.4%に下方修正しました。

アメリカ政府は11日、ことし3月に議会に提出した「予算教書」に盛り込んだ財政や経済についての見通しを最新の情報を基に修正しました。
このうち、ことしの経済成長率については、この冬の記録的な寒波で経済活動に打撃が及び、1月から3月のGDP=国内総生産がマイナスに転落したことを踏まえ、3.1%の順調な拡大を見込んだこれまでの予測を2.4%に下方修正しました。
ただ落ち込みは一時的で、アメリカ経済はこのあとは拡大基調に戻り、来年は3.5%のプラス成長になると予測しています。
IMF=国際通貨基金や世界銀行は、アメリカのことしの成長率をいずれも2%程度にとどまると予測しており、今回の政府の予測はやや楽観的な見通しといえます。一方、雇用情勢については、6月時点で6.1%の失業率は来年末までに5.6%に下がり、2017年以降は5.4%で安定した状態になるとしています。
また景気の回復傾向を踏まえ改善が続いている政府の財政赤字は、ことし9月末までの2014年度については、ことし3月時点での6490億ドルの赤字の予測が、5830億ドルに減り、さらに改善が進むとみています。

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