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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に見るシューティングゲームの面影

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2014.07.11 12:00 記者 : カテゴリー : エンタメ タグ :

トム・クルーズの新たな魅力が引き出された『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に注目が集まっている。日本のライトノベルが原作で、死ぬと前日に戻る、というループするストーリーがキーポイントと思いきや、面白さはそこに留まっていない。シューティングゲームの緊張感を、死んだらその位置から再スタートするタイプではなく、ステージの最初からやり直しというスタイルのゲーム味を濃厚にした展開こそが、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の見どころと断言できる。

例えば1回目の出陣では機動スーツのセーフティロックすら外せなかったトム・クルーズがループを繰り返し、同じ戦場、同じステージを何度もプレイすることで各種兵装の扱いだけに留まらず、敵と味方の出現パターンも覚え、戦い方を模索していく。グラディウスかそれともダライアスか、覚えゲーのハイスコアが生まれる課程がここに見えてくる。

仲間はすべてNPC(ノンプレーヤーキャラクター)で、ゲームのようにセリフや行動が決まっているものの、主人公の行動次第で彼らの言動は変わっていく。ループする時間がたったの1日しかなくとも、無駄を極力省くことで自分だけではなくチーム全体の生存率すら左右していく。

ハードウェアにも近未来SF感がぎっしり詰まっている。兵士たちが着る機動スーツには、左右の腕と両肩に備わるサブアームに4種もの兵装をマウントしている。肩のサブアームは予備兵装用と思いきや、実は視線誘導型の可動兵装担架。トム・クルーズが見た方角に向けて発砲するシステムで、四方向に弾幕を広げることも、1点に集中して撃つことも可能なようだ。まるで弾幕シューティングの自機じゃないか!

チュートリアルステージがないだけに、いきなり大規模戦闘シーンに投入するというご褒美感もたまらない。戦争の中にいるという感覚が止めどなく押し寄せてくる。その上で、実はオープンワールドという仕掛けにも圧倒される。最初こそ同じ場所での銭湯パターンを覚えていくが、着実にクリアルートするためのルートは実は別にあり、それに気づくまでのプロセスもディープに描かれているのだから。

HALOやキルゾーン、クライシスシリーズを一度でもプレイしたことのある人ならば、グッとくるものがある『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。2Dでそして3Dで、字幕でそして吹き替えで、何度も見てみたくなるこの夏イチオシのタイトルだ。

文・武者良太

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は大ヒット上映中

【参照リンク】
・『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/ 

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