韓国文化財庁は２０１３年１２月２１日までに、同国南部済州島の海女文化について国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産への登録を目指す方針を決めた。２０１５年内の登録が目標という。 　　中国大手検索サイト百度の掲示板に同報道に関するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーから抗議の声が多く上がった。スレ主は、日本のネットユーザーから「恥知らずだ」などの声があがっていることを紹介しているが、中国のネットユーザーからも、 　　「韓国人はこれだよ。恥知らず過ぎる。中秋節も中国が起源とか言っていたしな」 　　「恥知らずのレベルがちょっと普通ではないな」 　　など、日本のネットユーザー同様、“恥知らず”とのコメントが多く寄せられ、ほかにも韓国を罵（ののし）るコメントのオンパレードであった。日本ではＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」が大ヒットしたが、「あまちゃん」のヒットと韓国による文化遺産申請は関係があると思ったユーザーも少なくないようで、 　　「もし日本で海女の人気が出なかったら、韓国はそれでも世界遺産に申請しただろうか？」 　　「数日したら、能年玲奈も韓国の血統ということになっているだろう」 　　などのコメントも多く寄せられた。日本国内でも海女の無形文化遺産への登録を目指す動きがあり、「あまちゃん」のヒットによって登録が後押しされる前に韓国も動き出したというのが実情ではないだろうか。 　　２００９年に開催された第１回海女フォーラムによれば、日本国内では久慈、輪島、白浜、三国、志摩、鳥羽など１０地域で海女の文化が存在する一方、韓国では済州島だけとなっている。 　　無形文化遺産の登録を巡っては、日韓は自国の食文化においても火花を散らした。２０１３年１２月に和食とキムジャン文化はめでたく同時に登録されたが、今回の海女文化は果たして日韓ともに登録されるのか、それともどちらか一国の文化のみが登録になるのか、今後も目が離せない展開となりそうだ。（編集担当：畠山栄）（イメージ写真は（C）Maxim Tupikov／123RF.COM提供、２０１１年３月韓国の済州島の写真）